《大いなる戦争》

マリオ・モニチェッリ監督の《大いなる戦争》を観た(九段・イタリア文化会館)。
マリオ・モニチェッリ作品上映会の三日目、最終日である。二日目は残念ながら、別件のため観られなかった。
タイトルは La grande guerra で第一次大戦のことを指している。
主人公は、ヴィットリオ・ガスマンとアルベルト・ソルディ演じる冴えない、あるいは、ズルをすることばかり考えている兵隊である。
上官も人情味あふれる人もいれば、杓子定規な人もいる。
ガスマンとシルヴァーナ・マンガノ演じる娼婦コスタンティーナの間の恋も素敵でかつ可笑しく、切ない。
新兵募集から始まって、次第に戦場に近づき、戦闘シーンがあって、主人公二人はオーストリア軍に捕まってしまう。
戦争を美化するわけではないし、かといって反戦思想に凝り固まっているわけでもなく、しかし戦争で亡くなった人への哀悼の気持ちが自然にわいてくるが、主人公のキャラクターもあってまったく説教臭くはない不思議な味わいの戦争映画である。
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コメント
この映画も見てますね、わたし。
忘れていましたが、I soliti ignotiもこの映画も(Brancaleoneも)Age & Scarpelliという脚本家チームのシナリオですね。彼らの作品はあまり日本では公開されていませんが、わたしが見た限りでは、どれもすごくおもしろい。
イタリアでは評価の高い人たちで、しかも多作で長いあいだ活躍した脚本家です。
脚本で映画を選ぶという見方もあると思います。
投稿: Shibano | 2011年11月21日 (月) 17時00分
Shibano さん
おっしゃる通りですね。
オペラに関して、作曲家が大事なことは言うまでもないけれど、脚本家(リブレッティスタ)の重要性を考えている僕にとっては、我が意を得たり(映画とオペラという違いはありますが)という感じです。
すぐれた監督は、自作でも他人の作品でも脚本に関わっていることが多いですよね。
投稿: panterino | 2011年11月22日 (火) 00時03分