夏時間、終わる
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イタリアには肥満の人が約500万人いる(10月29日、Corriere della sera).
肥満の尺度はIMC (L'indice di massa corporea, 英語では body mass index, bmi)で、体重を身長を二乗したもので割った数字。
18、5未満は過小体重
18、5−24、9が正常
25、0ー29、9が肥満予備軍
30、0ー34、9が肥満の第一段階
35、0−39、9が肥満の第二段階
40以上 肥満の第三段階
各国の大人の肥満の割合
アメリカでは
2002年 34、9%
2010年 46、3%
イギリス
2002年 20%
2010年 25%
ブラジル
2002年 10、9%
2010年 18、5%
中国
2002年 1、3%
2010年 3、8%
イタリア
2002年 8、5%
2008年 10%
となっている。
イタリアには、肥満予備軍が2000万人、肥満が500万人いる。
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モトGPのライダー、マルコ・シモンチェッリは、レース中の事故で死亡した。24歳だった(10月24日、Corriere della Sera).
二輪バイクレースの最高峰モトGPで、レースの2周目で事故は起きた。シモンチェッリは、転倒し、内側にすべっていったが、そこへエドワーズとロッシが来て、轢いてしまったのだ。エドワーズとぶつかったときに、運悪くヘルメットが脱げてしまい、さらに頸部をひかれ死亡事故にいたってしまった。
マルコは、1987年1月20日、カットリカに生まれ、リミニ県のコレアーノで育った。7歳でミニバイクにデビュー、12歳でイタリアチャンピオン、15歳で125CCのヨーロッパチャンピオン、21歳で250CCの世界チャンピオンとなり、23歳からモトGPに参戦していた。
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ヴァティカンの羊皮紙写本がデジタル化されることになった(10月21日、Corriere della Sera).
ヴァティカンの図書館は、教皇ニッコロ5世により1450年に設立された。彼が所蔵していた数百のマニュスクリプトを寄贈したのである。
その後、1475年に教皇シスト4世により、法的な規定ができた。
1587年、シスト5世は、建築家ドメニコ・フォンターナに委嘱して新たに今日ある建物を建てさせた。
ヴァティカン図書館は、160万冊の印刷物、8300冊の活版印刷揺籃期の本、8万のマニュスクリプト、7万4000のドキュメントなどを所蔵している。
今回はNASAの協力をえて、羊皮紙の本を、45ペタバイト(ペタは10の15乗)という高精細度でデジタル化していく。
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Arcigay の調査で、イタリアにおける性的傾向による差別の実態が明らかになった(10月13日、Corriere della Sera).
Arcigay は2229人のレスビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーを対象にアンケート調査をし、そのうち52人にインタビューをし、17件の職場における差別が明らかになった。
職場で自らの性的アイデンティティーを示さない人は 26,6%
ゲイが差別されている 19,1%
ゲイなので解雇された 4,8%
職場で不利な扱いをうけたが訴えず、誰にも言わなかった 30%
ゲイなので職場のあるポストへの立候補を拒絶された 13%
差別されないように人事の通達は念をいれてチェックしている 48%
同性愛者の給与は、同じ職場の異性愛者と比較して10ー32%低くなっている
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詩人アッティリオ・ベルトルッチの美術書が出版される(10月8日、Corriere della Sera).
若き日の詩人アッティリオ・ベルトルッチとピエル・パオロ・パゾリーニ、ジョルジョ・バッサーニとフランチェスコ・アルカンジェリが交錯する場所があった。ボローニャ大学の美術史の教室だった。1930年代後半、ロベルト・ロンギが、1300年代のリミニ絵画、1600年代のロンバルディア絵画、1400年代から1700年代のヴェネツィア絵画、ジョルジョ・モランディについて論じていた。
ベルトルッチ(1911−2000)はこの本(La consolazione della pittura.Scritti sull'arte)をロンギに献呈している。
本のなかでベルトルッチは、モランディのことを今日のイタリアの最も偉大な画家と呼んでいる。
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格付け会社ムーディーズがイタリア国債を3段階格下げしたことに絡み、各国の累積赤字が比較されている(10月5日、Corriere della Sera).
金額
アメリカ 15兆2270億ドル
中国 6兆5150億ドル
日本 5兆8210億ドル
ドイツ 3兆5180億ドル
フランス 2兆7500億ドル
イギリス 2兆4710億ドル
ブラシル 2兆4210億ドル
イタリア 2兆1810億ドル
対PIL(GDP)比率
日本 229%
ギリシア 152%
イタリア 120%
アイルランド 114%
アメリカ 99,5%
ベルギー 97,3%
シンガポール93,6%
ポルトガル 90,5%
フランス 87,8%
カナダ 84,2%
となっている。
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詩人モンターレと小説家ズヴェーヴォの関係は文学だけではなかった(10月2日、Corriere della Sera).
エリオ・ジョアノーラの Montale. L'arte e' la forma di vita di chi propriamente non vive (モンターレ:芸術は、適切に生きることのなかった人生の形式である)は、最初の章からモンターレとズヴェーヴォの出会いを描いている。
1926年2月27日の土曜日、ミラノで晴れた日だった。30歳のモンターレはスカラ座の前で年長のズヴェーヴォに会った。ズヴェーヴォはイギリスに船の塗料の工場を持っていた。ズヴェーヴォは目の前の青年が、ジェノヴァの樹脂や松ヤニの輸入業者の息子だと知って喜んだ。
その時から松の樹脂の匂いがいつもわれわれの間の関係にはただよっていた。
ジョアノーラの本は文学の置かれたコンテクストを明らかにしてくれる。
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ドニゼッティのオペラ《ロベルト・デヴェリュー》を観た(東京文化会館)。
なんといってもソプラノ歌手グルベローヴァの活躍が見物、聞き物の出し物である。ストーリーは、エリザベス女王(1533ー1603、オペラ中ではイタリア風にエリザベッタとなる)とその愛人ロベルト・デヴェリュー(エセックス伯)の愛憎入り交じった物語。
ロベルトはサラという女性と恋仲だったのだが、ロベルトがアイルランドに遠征中にノッテインガム公と結婚させられてしまう。しかし二人は今でも互いに想いを寄せている、というとこからおこる悲劇である。
しかもノッティンガム公はロベルトの友人なので、二人の間を知ると激怒する。ここらは、ヴェルディの《仮面舞踏会》の設定とよく似ている(もちろん、《ロベルト・デヴェリュー》が先に存在していたわけだが)。
グルベローヴァは、65歳という年齢をものともせず輝かしい声であり、コロラトゥーラもよく転がり、満場の喝采をさらっていた。欲を言えば、指揮者ハイダーが、長いアリアではもう少しテンポの緩急をつけて曲の表情を引き締めてほしかった。
サラはソニア・ガナッシ。なかなかの熱演。演出で、夫が彼女を緊縛したり目隠ししたりするのは意味不明であったし、さらにロベルトがズボンを降ろされるのはあきれるほかなかった。
そもそもエリザベスは16世紀後半に生きているわけだが、舞台上では男女ともにスーツ姿で、椅子も現代のソファーで感興がそがれることはなはだしい。演出に支出が限られているのだろうが、舞台を現代にうつすしか方策はないのだろうか。今回の上演に限らず、オペラ演出で安易に、時代を現代化するのはアイデアの貧困である。
オケは立派なのだが、ノリという点では、ドイツのオケというのはイタリアのオケとは違った味わいであることを確認した。あたりが柔らかく、リズムが少しねばるのである。合唱も同じで、ソフトな発声と響きであるのだが、そのため言葉がとても聞き取りにくかった。
全体としては、グルベローヴァの歌唱法もあり、ロマン派よりのドニゼッティ、やや重めのドニゼッティという味わいであった。ドニゼッティにはロッシーニ的要素とロマン派的要素の双方があるため様式的にはどちらの演奏も可能であろう。そういう意味で興味深い演奏ではあった。
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