シローネの未出版原稿、モスクワで見つかる
シローネの小説の未発表原稿がモスクワで発見された(Panorama, 8月18日号)
シローネの有名な小説『フォンタマーラ』の「革命的な」バージョンがモスクワで発見された。
『フォンタマーラ』は1933年3月にスイスのチューリッヒでドイツ語版が先に出版され、その数カ月後にイタリアでも出版された。
今回、それに先立つ版の一章を、ジュリオ・ナポレオーネがモスクワのコミンテルンの文書館で見出した。彼はこの版は、1928-29年にスイスで書かれたものと推定している。小説は15章で、タイプ紙で110ページほどであったらしい。
この出版されなかった最初の版は、ファシスト政権によって断罪された共産党の闘士に捧げられている。一方、これまで知られている版は、弟ともとパートナー、Gabriella Seidenfeld に捧げられている。
その間の1931年にイニャツィオ・シローネ(本名セコンディーノ・トランクィッリ)は共産党のインターナショナルから追放されている。
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