トゥリオ・デ・マウロ、兄の死への疑問
言語学者トゥリオ・デ・マウロが、パレルモ裁判所でくだされた兄マウロ・デ・マウロの殺人事件についての無罪判決への当惑を語っている(6月12日、Corriere della Sera).
トゥリオ・デ・マウロは、1932年生まれの世界的言語学者だが、兄マウロ・デ・マウロは10歳年上のジャーナリストで、パレルモで L'Ora という新聞の記者をしていた。
1970年9月16日に誘拐され、その日以来、行方が知れない。死体も見つかっていない。
パレルモ裁判所は、この件に関し、トト・リイナの関与を否定する判決をくだした。
トゥリオ・デ・マウロは、「(兄)マウロは、フランチェスコ・ロージがエンリコ・マッテイについての映画を制作するための素材を提供する仕事をしていた。そこで大きな過ちを犯した。彼は家族や友達に、大ニュースがあると言ってまわった。。。パレルモのような町ではとてつもない間違いだ。レオナルド・シャシャは、次のように要約している。彼は正しいことを間違った人に言った。マウロは熱くなる人で、オープンな性格だったんだ。とても。。。ナポリ人みたいな」。
トゥリオは、マウロ誘拐・殺害は、単なるマフィアの仕業ではないと考えている。ただし、トト・リイナは実行犯ではないにせよ、事情を知っていると考えられるので、刑務所に行って本人と向き合って、この件について質問してみたいと述べている。
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