《アルデンテな男たち》

フェルザン・オズペテク監督の《アルデンテな男たち》を見た(有楽町・朝日ホール)。
映画祭では《アルデンテな男たち》と仮のタイトルが付けられていたが、この夏のロードショーでは
《あしたのパスタはアルデンテ》となることが決まった。夏にはシネスイッチ銀座およびシネマート心斎橋でロードショーがある。
原題は Mine vagante で浮遊機雷の意。トンマーゾ(リッカルド・スカマルチョ)は、ローマで小説を書いている青年だが、実家は南イタリアでパスタ工場を経営している。彼は家業を継ぐ気がなく、実はゲイであることを告白しようとするが、兄に一歩先を越され、それを聞いた父は倒れてしまい、トンマーゾは告白の機会を逃す。
父の会社と共同経営をしようというもう一つ別の会社にはアルバという若く美しい女性がいて、トンマーゾは彼女と二人、工場の見回りなどに行くが、二人の間には変わり者同士の間の友情が芽生える。いやむしろ、アルバには淡い恋心がほの見えるしかけとなっていて、この映画はゲイの問題を考えさせつつ、不思議な純愛物語が仕込まれた映画でもあるのだ。
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