クララ・ペタッチの日記
ムッソリーニの愛人だったクラレッタ・ペタッチの日記第二巻が出版された(5月8日、Corriere della Sera).
タイトルは、Verso il disastro (破滅に向かって)、465ページ、21,5ユーロ。ミンモ・フランツィネッリ編、リッツォリ社。扱っている時期は、1939ー40年。
第二次大戦にヨーロッパが突入していく時期である。イタリアは1940年6月まで中立を保つ。クラレッタの記録によると大戦開始から1940年6月までの9ヶ月間、ムッソリーニの態度も激しく揺れ動いたようである。
大戦開始から間もない9月10日には、ムッソリーニは、「ヒトラーは待っていることも出来たろうに」と述べている。しかし1940年5月にヒトラーがフランスに進撃すると考えが変わる。そして6月にはイタリアの参戦に到るのである。
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コメント
え、興味あります。
日本語で翻訳出版されないかなぁ。
投稿: TOLOS | 2011年5月10日 (火) 21時38分
Tolos さん
そうですね。日本ではナチス関係の出版物と比較すると、ファシズム関係の本はずっと少ないですね。読者が求めていないのか、ドイツ語を翻訳できる人とイタリア語を翻訳できる人の人数差のせいなのか。
投稿: panterino | 2011年5月10日 (火) 22時20分