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2011年4月27日 (水)

教皇、質問に答える

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ローマ教皇ベネデット16世は、テレビでカテキスタとして信者の質問に答えた(4月23日、Corriere della Sera).

7つの質問に答える様子がRAI1で放映された。そのの第一番目は、日本のエレナちゃんという7歳の女の子の地震の恐怖についての質問だった。教皇は、率直になぜあなたがたがこれほど苦しまなければならないのか判らないと答えている。しかし神はあなたがたの側にいる、と何度も強調している。

第二問目は、息子が植物状態になっている母親からの質問。意識はないのだが、彼の魂は彼のそばにいるのだろうか? 教皇の答えは、魂はかれの肉体の中にある。状況は、おそらく、コードの切れてしまったギターのようなもので。音がでなくなっているのである。人間の肉体も同様にもろいもので、魂は音を(声を)発することはできないが、そこに存在している。

第三問は、バグダッドのキリスト教徒が迫害されているが、他国に逃げるだけが唯一の解決方法ではないとどう同胞に伝えたらよいのだろうか。教皇は、イラクのキリスト教徒のために毎日祈っていると答え、また教皇庁は、イラクのカトリックのコミュニティーだけでなく他の宗派のキリスト教コミュニティー、さらにはイスラム教のシーア派、スンニ派とも接触して、助けられるように全力を尽くしているとしている。

第四問は、象牙海岸からの質問で、以前は、キリスト教徒とイスラム教徒が平和に共存していたが、今は分裂して、死者が多数にのぼっている。どうしたらよいのでしょうか? 教皇は、われわれはこんなにも少しのことしか出来ないことが悲しいと答えている。暴力をすて平和な手段で相手と語る、それがイエスのメッセージだとしている。

第五問は、イエスは、死と復活の間に何をしていたか?あの世に行っていたという説もあるが?徒の質問には、旅といっても魂の旅なので、肉体の旅と混同してはならないとしている。

第六問は、なぜイエスが復活した時、女たちや弟子たちはイエスをその人と認識できなかったのか?イエスの場合、一度死んで、新たな条件となり、それはわれわれの知り得ない状態であるが、新しい生命を得たのだと考えられる。つまり、神が栄光の肉体を与えたのである、としている。

第七問は、マリアに関して。十字架の下で、聖母マリアとジョヴァンニ(ヨハネ)がいる。イエスは、マリアに「ほらあなたの息子です」といい、ジョヴァンニには、「ほらあなたの母親だ」という。これをどう解釈するか? 非常に人間的な行為である。母への愛と、母を若者にゆだねるということだ。

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