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2011年4月 3日 (日)

福島原発をめぐる質疑応答

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福島原発をめぐる質疑応答が紹介されている(3月29日、Corriere della Sera).

質問 放射能はヨーロッパにとっても脅威であるか?

回答:放射線のレベルは、まったく問題ない、とENEAのステファノ・モンティ。今日では、非常に微量な放射線をも検知できるシステムが存在している。たとえば、どこかの国が秘密裡に核実験をしてもそれを明らかにすることができるようになっている。だから、放射線医学的にみて全く問題にならない料でも、検知して分析することができる。

質問 レベル6というのはチェルノブイリと同様なのか?

回答:原子力事故の1から7まで分類されている(チェルノブイリは7)。放射能が、発電所やその周辺地域に限定されている事実に基づけば、福島原発はレベル5であるべきだ。いくつかの国際機関は6に分類しているけれども。重大な事故ではあるが、チェルノブイリからは遠い。現在のところ、住民に重大な放射能の影響がでる状態ではない。

質問 危険を押さえ込むにはどうしたらよいのか?

回答 ここ数日の最重要な課題は、電源を回復させることだ。炉心に関しては、自然を用いた方法でも冷却することが可能だ。肝心なのは、炉心の温度を一定以下にしておくことだ。ここ数日は、新たな爆発は起こっておらず、それは良い徴候だ。

質問 原子炉の爆発は何を引き起こしたのか?

回答 原子炉は、セメントの格納容器(gabbia)で保護されていて、事故の際にも、放射性物質を閉じ込める仕組みになっている。福島原発では3回爆発があった。1号機と3号機では、外から入った水素により、格納容器と建屋の間で爆発が生じたが、格納容器はそのままで、放射性物質は中に入ったままである。それに対し、2号機では水素が入りこみ、爆発が内部でおこり、格納容器に損傷を来したおそれがある。

質問:現在の出力はどのレベルか?

回答:現在、福島の原子炉は、本来の出力の0,5%になっている。無視できない数値ではあるが、作動している原子炉からはほど遠い。これが日本の状況とチェルノブイリを分ける点でもある。チェルノブイリの場合、出力が最大の時点で、爆発が生じた。


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