聖階段、修復が必要
ローマの聖階段が、修復が必要な状態になっている(4月17日、Corriere della Sera).
ローマのサンジョヴァンニ・ラテラノ広場にある聖階段には、毎年200万人以上の人が訪れ、サン・ピエトロ寺院、ヴァティカンにつぐ巡礼地となっている。
その大部分の人は古来の習慣にならって、ひざまづいて28段の大理石の階段(1721年に摩耗を防ぐために木で覆われている)を登り、中世の礼拝堂に達する。そこには1277年から1279年に描かれたフレスコ画がある。
キリスト教の伝説によると、この階段は、イェルサレムからローマへ紀元326年に運ばれた。命じたのはコンスタンティヌス帝の母サンテレナである。この階段は、ピラト総督の家にあったもので、したがって、イエスも死刑判決がくだった日に通ったとされる。
今修復が必要なのは、1500年代のフレスコ画である。
| 固定リンク
コメント