イル・ファット・クォティディアーノ
写真のとおり、Il Fatto Quotidiano (あえて訳せば、日々の事実)という名で、新聞名のすぐ下に non riceve nessun finanziamento pubblico と小さな字で書いてある。
公的な補助金をもらっていません、というのをわざわざ書くのは、イタリアの大新聞はすべて政府から補助金をもらっているからである。
そのことは、数年前にベッペ・グリッロというブログでとても有名なタレント(喜劇役者)が大々的に攻撃していたので知った。
以下ウィキペディアで調べたのだが、創刊は2009年9月23日なので、まだ誕生して1年半ほどである。
販売部数は平均で7万部ほど。値段は、一部1,2ユーロ。コッリエーレ・デッラ・セーラと同じ値段である。ラ・レプッブリカは一部1,0ユーロ。
公的補助金を受け取っていないし、発行部数が少ないため、薄い。3月6日のものは16ページである。同日のラ・レプッブリカは64面、コリエーレは70面である。
ただし、レプッブリカやコッリエーレ紙はファッションブランドや自動車などの全面広告が何面も占めているのに対し、il Fatto Quotidiano 紙ではそういったことはない。
記事に関しても、ウィキによると、大新聞がなおざりにしている問題も積極的にとりあげているとのこと。
また i-phone でも読めるようになっているとのことである。
編集長は Antonio Padellaro, 副編集長は Marco Travaglio である。
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