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2011年3月31日 (木)

オペラ劇場の赤字補填

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ムーティとの会談で、オペラ劇場への資金を約束した経済相トレモンティだが、前途は多難だ(3月26日、Corriere della Sera).

たとえばフランスでは劇場への補助だけで6億6300万ユーロで、イタリアはスペクタクル(映画、演劇、オペラ等)の共通の資金より60%も多い。

また文化財はフランスの方が決定的に劣るのに、文化財省の予算は5倍もイタリアより多い。

イタリアの14の歌劇場の基金は、上記のスペクタクル共通基金の約半分を受け取っているが、2004年から2008年にかけて約1億ユーロの損失を出している。

パオロ・ブラカリーニがジョルナーレ紙で紹介しているところによると、2007年時点で、歌劇場の支出の70%を占める人件費は、3億4300万ユーロを使っている。これは入場料の売り上げ(1億ユーロ)の約3倍に相当する。

14の歌劇場の従業員は全部で6000人。たとえばスカラ座では、2009年末で915人が働いていて、そのうち149人は期限付き雇用である。人件費は6880万ユーロで2008年とくらべると8,5%増。一人あたりは7万5180ユーロである。

ローマのオペラ座では、従業員は2008年末で742人で、一人あたりの収入はスカラ座より低く、5万8000ユーロ。14の歌劇場のうち赤字でなかったのは半分に過ぎない。

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2011年3月30日 (水)

対リビア戦の各国の立場の相違

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リビア戦に関し、NATO内部では立場の違いが明らかになってきた(3月24日、Corriere della Sera).

フランスの外相アラン・ジュペは、政治的なコントロールはアラブ諸国の外相をも含む外相たちからなる一種の「閣議」にあるとしている。

イタリアのフラッティーニ外相は、NATOにおいて統一された命令系統があるべきだとしている。

トルコのエルドガン首相は、NATOの名において軍艦を出すことは出来るが、リビアの民に空爆することは考えられないとしている。

アメリカは、NATOが鍵となる役割を果たすことを望んでいる。

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2011年3月29日 (火)

イタリア政府、原子力発電「一年間、間をおこう」

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パオロ・ロマーニ大臣は、日本での原子力発電所の事故を受けて、一年間反省期間を置こうと述べた(3月23日、Corriere della Sera).

イタリアが原子力発電の導入を決めたのは1955年のジュネーヴでの会議。

1963年に初の発電所をラティーナに建設した。160メガワットで、当時はヨーロッパで最大規模のものだった。

1987年には、86年のチェルノブイリ事故をうけて、国民投票を実施し、原子力発電をやめた。

2008年、ガスや石油の価格上昇をうけ、政府は原子力発電の再開方針を決めた。10の発電所を作り、需要の25%をまかなう予定である。

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2011年3月28日 (月)

夏時間

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イタリアで夏時間が始まった(3月27日、Corriere della Sera).

27日の午前2時に時計の針が1時間進められた。夏時間(l'ora legale)は、10月の29日から30日にかけての夜まで続く。

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連合軍の不和

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リビアのカダフィ大佐への攻撃で、イタリアとフランスの見解が分かれている(3月22日、Corriere della Sera).

イタリア政府は攻撃の指揮命令権が NATO にあることを求めている。そうでないかぎり、イタリアが現在提供している7つの基地の提供をやめて、独自の指揮を確立するとしている。

フランス政府は、NATO が前面に出ることに反対している。


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2011年3月27日 (日)

高速道路、6日で修復

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日本は地震後6日で高速道路を修復した(3月25日、Corriere della Sera)

3月11日の地震で打撃をうけた東京北部の高速道路を日本の技術者たちは6日で修復した。

またファツィオ厚生大臣は、寿司の安全性は確保されているとして、みんなの前で食べてみせた。


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2011年3月26日 (土)

人工授精は、宗教的罪

Fecondazione_assistita01g ヴァティカンはあらたに罪深い態度(立場)を9つ規定し、その中に、人工授精が含まれていることが判明した(3月21日、La Stampa).

実際には、イタリアでは2005年から5年間に、人工授精(fecondazione assistita, 医師などの手助けの入った妊娠)で3万1791人の赤ちゃんが生まれている。

ヴァティカンの立場としては、いかなる形でも命の操作をすることが認められないということである。

その他の社会的罪(attegiamenti peccaminosi) には、全能細胞に関する研究・実験、麻薬の悪用、環境破壊、富める者と貧者の格差を広げるようなことをすること、過度の富、貧困を生みだすこと、となっている。

また教会は、告解(ざんげ、confessione) をする人が減っていることに警告を発している。信者の60%が告解をしなくなっている(Universita' Cattolica del Sacro Cuore の調査による)。

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2011年3月25日 (金)

ナポリターノ大統領、自動車博物館訪問

Napolitanog_04 ナポリターノ大統領は生まれ変わった自動車博物館(トリノ)を訪問した(3月20日、La Stampa).

この自動車博物館はジョヴァンニ・アニェッリにささげられた。

(以下、管理人が訪れた感想です)。

数年前に訪れた時とは、建物の外観を除いてすべてが変わった。展示には、大々的にマルチメディアが取り入れられ、どういう社会的、経済的コンテクストで、自動車がわれわれの生活に入ってきたか、各国の状況(アメリカ、ヨーロッパ、日本が比較されている)がどう進展してきたかが統計を効果的にもちいてヴィデオで紹介されている。

最後のコーナーはデザインについてで、デザイナーへのさまざまな質問がヴィデオのアーカイヴとなっていて、画面を押せば、各問いの答えが聞けるようになっている。

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2011年3月24日 (木)

EU: 教室の十字架はOK

Scuola2 ストラスブルクのEUの裁判所は、イタリアの公立学校の教室に十字架がかかっていることを認めた(3月19日、La Stampa).

判決によると、十字架は、本質的に受動的なものであり、生徒に対する影響を宗教教育や宗教活動に比することはできない、という。

この判決に、ルイーニ枢機卿は、「宗教的象徴の普遍的な価値が認められた」と満足しているが、急進党のリーダー、マルコ・マンネッラは「他の宗教のイコンは飾ることができない」として不満を表明している。

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2011年3月23日 (水)

大統領:統一イタリア万歳

Napolitano_camera400x300 ナポリターノ大統領は、イタリア統一150周年を祝う演説を下院で行った(3月18日、Corriere della Sera).

演説の最後は、Viva la Repubblica! Viva l'Italia unita! (共和国万歳、統一イタリア万歳)というもので、この部分はテレビニュースでも何度も放映された。

大統領は怒りをこめているかのように、力強い発声でこの言葉を発していた。

この演説に関しては北部同盟のボッシも良い演説だったと称えている。

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2011年3月22日 (火)

『シチリアの晩禱』

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イタリア統一150周年を記念して、ヴェルディの『シチリアの晩禱』(シチリアの夕べの祈り)がトリノのテアトロ・レージョで上演された(3月17日、Corriere della Sera, 18日、Stampa).

18日の上演はナポリターノ大統領臨席のもとおこなわれる。

『シチリアの晩禱』が歴史的に起こったのは13世紀であるが、ヴェルディの作曲はまさにリソルジメント期のもので、初演は1855年である。

指揮はジャナンドレア・ノセダ。演出はダヴィデ・リヴァモア。

原作は、13世紀にシチリアを支配していたフランスに地元の貴族および民衆が反旗を翻す話だが、今回の演出では、時代を現代にして、マフィアとの戦いで殺されたファルコーネ判事と重ねている。

舞台上には大画面があり、テレビニュースの記者が実況中継しているという仕組みになっている。

最終の場面も、虐殺ではなくて、人々は議会のようなところに座っている。

指揮のノセダは熱演であった。

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2011年3月21日 (月)

トレモンティ経済相、劇場への資金を約束

Tremonti6751 トレモンティ経済相は、オペラ上演への補助金を増額することを約束した(3月17日、Corriere della Sera).

トレモンティは、ローマ歌劇場で、ローマ市長アレマンノおよびオーケストラ指揮者のリッカルド・ムーティと会談し、資金を約束した。

劇場への補助金はこの2年で、4億5700万ユーロから2億3100万ユーロへと激減している。

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2011年3月20日 (日)

フィレンツェ5月音楽祭オーケストラ、帰国

Matteo_renzi ズビン・メータ率いるフィレンツェ5月音楽祭のオーケストラは、オーケストラの家族の激しい突き上げにあったレンツィ市長の決定により、オペラ公演を切り上げて、帰国することを決定した(3月16日、la Repubblica).

オーケストラのメンバーは17日の便で帰国する予定。大半のメンバーはフィレンツェ市が用意するチャーター便で帰国する。

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展覧会『La bella Italia』

Venariareale_ilbacio_214x350 トリノでイタリア統一150周年を記念した『La bella Italia』(美しきイタリア)と題された展覧会が開催される(3月15日、Corriere della Sera).

副題は、首都(複数)の芸術とアイデンティティ。監修者は、アントニオ・パオルッチ。トリノ市郊外の王宮ヴェナリア・レアーレが会場で、3月17日から9月11日まで開催される。

飾り付けを担当したのは、ルカ・ロンコーニとマルゲリータ・パッリ。この展覧会は、イタリア各地で催されるイタリア統一150周年記念の展覧会の頂点に立つものと考えられている。

作品としては、ジョットからミケランジェロ、ルーベンスからブロンジーノ、カノーヴァからヴェラスケス、ベアト・アンジェリコからパルミジャニーノへと分割されていて、360点以上が展示されている。

ヴァーチャルな旅ということになっていて、古代ローマの建国から始まる。

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2011年3月19日 (土)

イタリアのwi-fi の hot spot の数は世界で14位

Wifigratuitoroma_c イタリアのWi-fi の hot spot の数は世界で14位である(3月14日、Corriere Economia)

インターネットへの接続ポイント(hot spot)が多いのは、

イギリス 11万3881
中国   10万2259
アメリカ  9万3857
韓国   4万2142
フランス 3万827
ドイツ   1万4745
ロシア  1万4674
日本   1万2536
スウェーデン 7622
トルコ    7093
台湾    6425
スイス   5548
香港    5327
イタリア  5104

となっている。

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2011年3月18日 (金)

教育大臣:用務員が多すぎる

Bidello 教育大臣マリアステッラ・ジルミーニはテレビ番組で、用務員はカラビニエーリ(警察官の一種)より多いと指摘した(3月14日、Corriere della Sera).

イタリアの学校には用務員が20万人弱いる。一校あたりの平均は15,6人。そのうち約10%の人は、健康上の理由から掃除を免除されている。

伝統的にはbidelli と呼ばれていたが、今日では、collaboratori scolastici (学校活動協力者)と呼ばれている。その仕事は、学校活動を助けたり、掃除をしたり、鐘を鳴らしたり、お知らせを回覧したり、教材をコピーしたりすることである。

年間に6億ユーロを清掃会社に支払っている。

また、イタリアの教師の給与がたとえばドイツの教師と較べて低いのは教員数が多すぎるからだとしている。

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2011年3月17日 (木)

『リソルジメントの女性たち』

Donne_del_risorgimento_2 『リソルジメントの女性たちーイタリア統一の隠れたヒロインたち』という本が出版された(3月13日、Corriere della Sera および l'Espresso 3月17日号)

出版社はMulino. (258ページ、24ユーロ)。著者は複数いてそれぞれがリソルジメント期の女性を一人ずつとりあげている。

著者の一人クラウディア・ガンベレッティによると、カルボナーリ党の支部として1821年には Giardiniere (女庭師)という女性支部ができた。この名前は、メンバーの女性が庭に集まって表向きはハーブや花のことを話していることになっていたことからきている。

彼女らのモットーは 'Onore e virtù’(名誉と美徳)でそれはジュゼッペ・マッツィーニの『人間の義務』から来ている。

この著作はダーチャ・マライーニが1992年にはじめた Controparola という女性作家をあつめた運動の成果の一つだ。

取り上げられている女性にはアニタ・ガリバルディやコロンバ・アントニエッティ、あるいは海外からやってきたマーガレット・フラー、ガリバルディの千人隊の唯一の女性 Rosalie Montmasson などがいる。

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2011年3月16日 (水)

三色のリボン

Coccard イタリア統一150年を記念してコッリエーレ・デッラ・セーラ紙はいくつかの記念品を販売する(3月12日、Corriere della Sera).

まず3月13日(日曜日)から新聞に Italiani と題した別刷りの記事と、三色刷りのリボンのシールが無料でプレゼントされる。

また6,90 ユーロで Ma che storia というDVDが買える。

さらに、インドロ・モンタネッリのイタリア史が3月17日から有料で買えるが、3月17日は、L'Italia del Risorgimento 1831-1861 で、第1巻のみ1ユーロで、2巻以降は7,9ユーロとなる。

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2011年3月15日 (火)

政府、司法改革を承認

Riforma 司法改革が政府により承認された(3月11日、Corriere della Sera),

司法官の協会(Anm)はストを考えている。

一方、民主党の側は対応が分かれていて、絶対的な否定は間違っているという考え方のグループもある。

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2011年3月14日 (月)

放射能漏れとの戦い

Esplosione_centrale_512 福島の原発では放射能漏れをふせぐ必死の努力がなされている(3月13日、Corriere della Sera).

コッリエーレ紙では、3月13日の紙面も1面トップから11面まで日本の地震および福島原発のニュースで埋まっている。

原発で爆発が起こったこと、被爆した人がいったこと、14万人が避難したこと、今だ余震が続いていること、1万人以上が行方不明であることなどが報じられている。

テレビでも同様に、長時間にわたって日本の地震、あるいは現在来日しているフィレンツェ5月音楽祭のオペラ公演が初日、横浜で『トスカ』を上演したことなどが報じられた。

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マフィア、北部への浸食すすむ

Dia_arresto_555 マフィアの北部への進出が進行している(3月10日、la Repubblica).

とくに、ロンバルディアとピエモンテが狙われている。進出しているのはンドランゲタとコーザ・ノストラであるが、中国系マフィアやバルカン系マフィアも存在感を増している。

DNA(direzione nazionale antimafia)の報告書によると、最前線はカラブリアからのンドランゲタで、ロンバルディアとピエモンテに根をはり、さらにリグーリアとヴェネトを狙っている。麻薬取引と東欧からの武器密輸が彼らの資金源である。

とくにロンバルディアはンドランゲタの植民地化が進んでいる。DNAは、2015年のミラノのエクスポに絡む公共工事がねらわれていると警告している。

一方、カモッラ(ナポリ周辺のマフィア)は、ンドランゲタと結託して、産業廃棄物に関して利益をあげている。

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2011年3月13日 (日)

Rai, 首相の報道増える

Rai_tg RAIのニュース番組で、ベルルスコーニ首相が取り上げられる時間が増加している(3月9日、la Repubblica).

RAI1,RAI2, RAI3 のニュース番組でベルルスコーニ首相の出番は、1月の一ヶ月間で、402分、野党民主党のリーダー、ベルサーニは72分、下院議長のフィーニは48分、左派のヴェンドラは12分でおおきな偏りがある。

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2011年3月12日 (土)

日本の地震

Photo 日本の東北地方を襲った大地震はイタリアでも大きく報道されている(3月12日)。

3月11日に起こった地震は、同日テレビで長時間法道された。

3月12日朝もRAIのテレビニュースでも民放のCanale 5のテレビニュースでもトップの扱い。12日の新聞、コリエーレ・デッラ・セーラやレプッブリカ、スタンパなども一面トップの扱いである。

イタリア政府が原発再開を決定していることもあり、原発の状態に関しても高い関心が示されている。

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女性役員の比率に関する法案ストップ

Donne_4 政府は女性役員の比率を強制的に一定にする法案の審議をストップした(3月9日、Corriere della Sera).

対象となるのは、株式上場の企業および公的法人。役員の3分の1以上を女性にしなけれないけないという法案であった。

また、イタリアには、18歳から29歳の女性は、385万5000人いる。

そのうち

親と一緒に暮らしている 71,4%
カップルで子供がいる  13,8%
カップルで暮し子供がいない7,8%
一人暮らし          4%
片親と暮らしている    1,5%
他の親族とくらしている  1,5%

となっている。

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2011年3月11日 (金)

大学進学者減少す

Atenei01gイタリアで大学進学者が減少している(3月8日、la Repubblica).

高校卒業者のうち大学進学した人の割合は、

2007年 68%
2008年 65%
2009年 66%
2010年  62%

と減り続けている。

30歳から40歳の人たちの大学卒業者の割合は、現在のイタリアでは19%で、EU平均では32,2%、EUが2020年に達成目標としているのは、40%である。

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2011年3月10日 (木)

ダンテの作品集

Dante_2  メリディアーニのシリーズからはじめてダンテの小品集が出版された(3月7日、la Repubblica).

作品集第一巻で、1934ページ、Rime,Vita Nova, De Vulgari Eloquentia が含まれている。

これまでは、『神曲』の地獄篇、煉獄篇、天国篇がすでに出版されている。

今回の作品集の編者はマルコ・サンタガタ。

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イタリアと日本、宇宙開発で協力

Spazio 宇宙開発の分野で日本のJaxaと Asi (Agenzia Spaziale Italiana)が協力していくことになった(3月7日、la Repubblica).

イタリアと日本はこれまでも国際宇宙ステーションを運営するメンバーとして、アメリカやロシアとともにこれを推進してきた。

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2011年3月 9日 (水)

ケバブの店を制限する案

Kebap_foto_di_archivio ケバブの店や中国人営業の美容院の数を制限する法案を北部同盟が準備している(3月6日、Corriere della Sera).

現在ミラノにはケバブの店が200ある。ケバブのはいったパニーニの値段は3,5ユーロ。

一方、中国人経営の美容院はミラノに265店。最低料金は8ユーロである。

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2011年3月 8日 (火)

教皇の新著

Papa_benedetto_xvi 教皇のイエスに関する新著が3月10日に出る(3月3日、la Repubblica)

ベネデット16世のイエスに関する著作の第二部である。

この本で教皇は、イエスの裁判に関する部分を取り上げ、一般に信じられているユダヤ人の『神殺し』を否定している。

イエスの裁判に関しては福音書の中でヨハネ福音書がもっとも公平に扱っているという。

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『ラ・ボエーム』再び

Boheme_la_fenice フェニーチェ劇場で、プッチーニの『ラ・ボエーム』を観た。

今回は、キャスティングが異なる。今回はロドルフォ(テノール)が Sebastien Gueze, マルチェッロが Seung-Gi Jung,  ショナールはArmando Gabba,コッリーネが Luca Dall'Amico

女性はミミがLilla Lee, ムゼッタが Ekaterina Sadovnikova.

今回のほうが国際色豊かな配役となっている。マルチェッロのJung は良く声が出ていた。ロドルフォは、良く通る声なのだが、ときどき泣きの入る歌いかたであった。

ミミは、今回のほうが声量はあったが、前回のセレーナ・ファルノッキアは、詞にのせた情感が細やかで、ビブラートにも適切な表情がそなわっていた。プッチーニは、詞に徹底的にこだわった作曲家であり、またその歌詞にふさわしいメロディー、リズムをつけている。

そういう点を考慮にいれると、歌手の技量として声量や高い声が出るといったこともさることながら、歌詞にふさわしい表情づけがもとめられる。アリアのなかでも悲しい一辺倒ではなく、曇りの中にふっと薄日がさしたり、また日が陰ったりといった表情の変化は、歌詞にそった形で表現されているのであり、それを丁寧に歌いあげてくれればこちらもそれだけ感情移入がしやすいわけである。

もう一つ、パルコすなわち桟敷席を経験したのでこれについての感想を記しておく。僕がすわったのは、2階で舞台に近いほうから8番目の桟敷。

4人がすわれる。当然前の2人のほうが舞台が良く見える。僕はうしろの列で向かって右側だったのだが、ここからは舞台の3分の2くらいしか見えない。うしろの列の左側はもっと見えなくなる。つまり、桟敷を区切っている壁と柱がじゃまになるのだ。

舞台に一番近いところの桟敷席は、壁がなくとなりと行き来ができるようになっている。ヴィスコンティ監督の映画『夏の嵐』の冒頭の場面はフェニーチェ劇場(当然、火事の前)が舞台である。リソルジメントの時期で、地元ヴェネツィアの貴族とオーストリア将校が同席して。。。という展開だ。

フェニーチェの前売り券には、solo ascolto (聞こえるだけ)とか scarsa visione (舞台はよく見えない)といった比較的安い席がある。

平土間は、当然だが、舞台がすっかり見えるのである。

この日は、指揮者が登場し、さあ幕があくぞと身構えると、イタリア国歌(Inno di Mameli)が演奏され、会場の人々は起立し、歌った。

ヴェネツィアは1000年も続いた独立国だったが、ナポレオンによって倒され、ナポレオンの没落にともなってオーストリアの支配下に入った。リソルジメント(イタリア統一運動)によりイタリアという国家が成立して今年は150年、3月17日が初代国王がイタリア王国を宣言した日であり、その日が近いので国歌が演奏されたのだと思う。

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2011年3月 6日 (日)

イル・ファット・クォティディアーノ

Logobigbeta イタリアで新しい新聞を知ったので紹介する(3月6日)。

写真のとおり、Il Fatto Quotidiano (あえて訳せば、日々の事実)という名で、新聞名のすぐ下に non riceve nessun finanziamento pubblico と小さな字で書いてある。

公的な補助金をもらっていません、というのをわざわざ書くのは、イタリアの大新聞はすべて政府から補助金をもらっているからである。

そのことは、数年前にベッペ・グリッロというブログでとても有名なタレント(喜劇役者)が大々的に攻撃していたので知った。

以下ウィキペディアで調べたのだが、創刊は2009年9月23日なので、まだ誕生して1年半ほどである。

販売部数は平均で7万部ほど。値段は、一部1,2ユーロ。コッリエーレ・デッラ・セーラと同じ値段である。ラ・レプッブリカは一部1,0ユーロ。

公的補助金を受け取っていないし、発行部数が少ないため、薄い。3月6日のものは16ページである。同日のラ・レプッブリカは64面、コリエーレは70面である。

ただし、レプッブリカやコッリエーレ紙はファッションブランドや自動車などの全面広告が何面も占めているのに対し、il Fatto Quotidiano 紙ではそういったことはない。

記事に関しても、ウィキによると、大新聞がなおざりにしている問題も積極的にとりあげているとのこと。

また i-phone でも読めるようになっているとのことである。

編集長は Antonio Padellaro, 副編集長は Marco Travaglio である。

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カルネヴァーレ

Carnevalediveneziamaschere カルネヴァーレのシーズンなので、現在ヴェネツィアでは、通りに写真のような扮装をした人であふれている(3月6日、この項目はコッリエーレ紙とはまったく関係ありません。)

さまざまなマスケラ(仮面)をつけた人、顔にカルネヴァーレ独特の化粧をした人、またサンマルコ広場付近には、観光客に化粧や扮装をほどこす屋台のお店(といっても椅子と化粧道具があるだけだが)もある。

ヴェネツィアというのは、自動車がないこともあって、移動は歩くか、ヴァポレット(水上バス)しかない。あとは、観光客用のゴンドラである。もっとも地元の人用の渡し船のような地味なゴンドラもあるように見えた。

ヴェネツィアを歩いていると、容易に、今がいつであるのかを忘れることのできる不思議な町だ。むろん、地元の人には日々の生活があるはずで、それは観光客の勝手な言い草であろう。しかし逆に言えば、観光客なしのヴェネツィアはすでにありえないのも事実だろう。

ここから先は苦しい言いわけと聞いていただいて結構です。ヴェネツィアについて3月3日から4日、5日と新聞を買うのを失念していました。

自分でも不思議な気がしました。毎日もの好きにもイタリアの新聞を読み続けている僕は、イタリアを旅している時も毎日新聞を買うのが習慣だからです。

思いついた理由は2つ。1つは、ヴェネツィアが日常を忘れさせてしまう不思議な力をもった町だから。もう1つは興醒めな理由で恐縮ですが、新聞を売るエディコラ(キオスク)がほとんどないから。

イタリアのふつうの町では、エディコラのところに今日の新聞の一面が見えるようになっていたり、小さな看板のようにたててあるところもあって、新聞を買うことを自然に思い出す。

ヴェネツィアの町は、道がとても細いので、そういった看板を置く余地がないから目立たないのだろうか?それとも、人口なり面積に対して、他のまちよりエディコラが少ないのだろうか? ご存じの方がいらしたら、ご教示いただければ幸いです。

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2011年3月 4日 (金)

『ラ・ボエーム』

Teatrolafenice フェニーチェ劇場でプッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』を観た。

特別な上演ではなく、歌手もダブルキャストの裏のほうであったが、おおいに満足をした。その理由を考えてみた。

オペラに限らず、劇場に行く、映画館に行くというのは、日常から離れる行為である。特別の空間で、特別の時間を過ごす。であればこそ、今の自分とはかけ離れた時代やかけ離れた状況の人物になりきったり、感情移入したりすることが可能になるのである。

それはテレビを見るということが日常性にあることと対象的だ。テレビなら、普段着のままで、時にはねころがって、チャンネルを替えたりしながら見るともなく見るということも可能だし、集中力が総じて低くなりがちだ。

特別の空間に行くというのに、ヴェネツィアほど気分を高めてくれるところも他にはないだろう。自動車はまったくいないし、歩いていくしかない。歩くのも、古い建物にはさまれた路地が迷路のように錯綜している。そこからぱっと空間が開けると、劇場前の広場に出る。

狭いところから開けたところに出ること自体が空間的なドラマである。ヴァティカンのサン・ピエトロ寺院前の広場も本来そうだったのだ。ファシズム期にあの正面に通じる大通りができるまでは。

フェニーチェの正面は決して大きくはない。そこを入って、ドアをあけて中に入ると信じられない美しさ、まばゆい美がそこに拡がっている。

ヴェネツィアはサン・マルコ教会を見ても判る通り、東方的要素が入っており、金(色)がふんだんに使われている。フェニーチェも一目でわかる絢爛豪華さだが、そこに独特の洗練があって、威圧的ではない。1996年に炎上(放火の疑いが濃厚)する前はもっと美しかったとは、それを観ておかなかった自分を呪うほかない。桟敷席には、ふんだんに装飾がほどこされていて、平土間(プラテア)席から開演前に写真をとる客が多数いたのも無理からぬことだ。

しかもフェニーチェはこれだけ有名な劇場としては驚くほど小さい。スカラ座やローマ、フィレンツェ、ジェノヴァと比較しても一目でわかるコンパクトさだ。

平土間で観たのだが、驚くほどオーケストラが豊かになる。むろん、これは劇場のキャパシティーの問題のほかに、プッチーニの書法があずかっている。つまりヴァーグナー以降のオペラ作家は、ヴェルディの後期もふくめ、良くも悪くも、ヴァーグナーの影響がほの見えたり、時にはありありと聞こえたりする。プッチーニも、オーケストラを雄弁に鳴らすのである。

今回の舞台でそのオーケストラと見事に張り合っていたのはロドルフォ役(テノール)のテッラノーヴァだった。ロドルフォは一幕から、僕は詩人だ、とミミに言うから決して不自然ではないのだが、言い回しが凝っていたり、韻を踏んでいるところがとても多いのに気がついた。

何をいまさらと言われそうであるが、気がついたのには訳がある。フェニーチェは、舞台の上にイタリア語字幕が出るのである。普段は、日本語の字幕に慣れているので、とくにそこに気をつけて聞かなければ日本人にとっては気づきにくいところだ。

しかし、いったん気づくと ancora と aurora などこの単語でなければならなかった、のだと思う。これは、病気で死の間近なミミが「まだ私はきれい?」と尋ねるのに対しロドルフォが「あけぼののように」きれいだよ、と答える場面である。

でも私はもうあけぼのではなくて、日暮れ(tramonto)なのだわ、というところもきれいに韻を踏んでいる。日本語では曖昧に詩的という言葉を使ってしまうが、ここはまさに詩(韻文)になっているのである。

単に意味がわかって、それにプッチーニの音楽の雄弁さが加われば、心動かされる場面だが、そこに詩、韻文の要素を理解すると作品としての完成度の高さ、芸術性に心うたれる。

プッチーニの作品はストーリーや音楽がとても判りやすい。それは劇場であたりをとるのに必要なものが何であるかを彼が熟知していたことを示している。しかし、彼の作品は大衆性を追求しただけのものでなく、芸術作品としての完成度をきわめようとしていたことは、こうしてイタリア語の歌詞をじっくり見るとよくわかる。

さらに言えば、ヴァーグナーや『オテッロ』以降のヴェルディと同様に、冒頭から音楽は、連続して切れ目なく流れていく。つまり、アリアとレチタティーヴォに分かれず、音楽と詞が一体となって芸術家の若者たちのかけあいが続くのである。

若者たちはでかけることになって遅れたロドルフォ(テノール)が、ミミ(ソプラノ)の訪問を受ける。そこではじめてソロらしいソロが連続してアリアになるわけだが、ここもある意味ではロドルフォとミミのかけあいであって、一つ一つのセリフが長くなったのだとも言える作りとなっている。

ストーリーさえ追っていれば内容はすっとはいってくるのだが、音楽的には相当チャレンジングなことを行っていて、しかもそれが力技だということを感じさせない巧妙な作法となっているのだ。

後半、ミミ役ファルノッキア(ソプラノ)も表情豊かに、前半より声も出るようになっていた。彼女は、いつも声を張り上げるのではなくて、語るように歌う(パルランテ)が巧みで、ビブラートにも絶妙な表情、表現が付されていた。

ショナール役のガッバも、終盤、外套のアリアで喝采を受けていた。ムゼッタ役のディアスは、この役柄にふさわしく、大胆に身体をくねらせ、お色気をふりまいてミミのかなしい病気の話に、別の明るい花をそえていた。ディアスは、目立って小柄なのだが、演技も歌もムゼッタにふさわしく、カーテンコールでも大きな拍手をうけていた。

『ラ・ボエーム』を見直した一夜であった。

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与党、ルビー事件の検察を阻止しようとする

Ruby_caso 与党Pdlは、ルビー事件は、検察ではなくて、tribunale dei ministri が裁くべきだとの意見書を提出した(3月2日、la Repubblica).

提出した先は、下院議長のフィーニである。野党の民主党は、裁判から逃げようとしていると非難している。

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2011年3月 3日 (木)

ベルルスコーニ、大統領を攻撃

Berlusconi_attaca_n ベルルスコーニ首相は大統領府のスタッフが厳密すぎると非難した(3月1日、la Repubblica).

厳密すぎて、なかなか法案が通らないという不満を表明したのであるが、フィーニ下院議長は、大統領を擁護した。

フィーニはベルルスコーニは憲法を知らないとし、彼の非難を笑止千万だとしている。フィー二はまた、下院議長は辞めないが、次の選挙で自分のグループFli が負けた場合には、政界を去るとしている。

また、中道左派との連携はありえないとしている。

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2011年3月 2日 (水)

ベルルスコーニ、公立校を攻撃

Bersani01g_2 ベルルスコーニ首相は公立校を攻撃したが、それが報道されると、自分の言葉が歪曲されたと開き直ったが、録音により報道は正確であることが明らかになった(2月28日、la Repubblica).

民主党党首のピエルルイージ・ベルサーニは、どんどん悪化する条件の中で働くものに受け入れがたい攻撃だと非難した。

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2011年3月 1日 (火)

ベルルスコーニ首相、カダフィ大佐への評価変える

Berlusconi_gheddafi294x195 ベルルスコーニ首相は、リビアのカダフィ大佐への評価を変えた(2月27日、la Repubblica).

首相によれば、カダフィ大佐はもはやリビアをコントロールしていない。

また防衛大臣のラルッサは事実上もはやリビアとの友好条約は存在しないと宣言した。

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