アルベルト・サヴィーニョの展覧会
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
リビアやチュニジア情勢の激変を受けてイタリア人の帰国が始まっている(2月23日、Corriere della Sera)
リビアに定住しているイタリア人は約1500人。22日、トリポリからの特別機で172人のイタリア人が帰国した。
リビアで暮らしているチュニジア人は5万人いるが、チュニスエアの運行が許可されるのを待っている。
リビアで暮らしているトルコ人は2万5000人。トルコはこれまで2000人を脱出させた。人によってはエジプトへ逃れたものもおり、トルコ政府はアレキサンドリアから飛行機で帰国させた。
リビアで暮らす中国人は1万5000人。イギリス人は3500人。チャーター便で自国民を帰国させることを計画している。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
詩人エウジェニオ・モンターレは没後30年を迎えた(2月18日、Corriere della Sera).
モンターレの訳者で Farrar, Straus and Giroux の編集者でもあるジョナサン・ガラッシは、「モンターレはボードレールやヴァレリや T.S. エリオットといったレベルの詩人です。決して忘れられるべきでない偉大な詩人の一人です」
しかし没後30年、アメリカではモンターレは忘れられかけている。1960年代、70年代には、ロバート・ローウェルのようにモンターレを模倣する詩人もいたのだ。ローウェルばかりでなく、チャールズ・ライトやマーク・ストランドに対する影響も無視できない。
ガラッシはモンターレ晩年の詩を翻訳中とのこと。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
破毀院(最高裁)が、独身女性が養子をとるのに時期は熟したと認めた(2月15日、Corriere della Sera).
訴えを起こしていたのはジェノヴァの女性で、ロシアで養子をとり、シングル女性の養子が認められているアメリカで承認された。
彼女は2005年から養子と生活をともにしていて、今度はイタリアでも法的に十全な承認をもとめた。
最高裁は、彼女の求めは拒絶したが、議会に対し法整備を促した。
棄てられている子供はこの5年間で1億4300万人から1億6300万人に増加しているのだが、里親になりうるカップルは減っている。
施設にいるよりは、シングルの親のほうがましという考えである。
与党PDLにはこの考えに反対の人が多い。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
来る3月17日に、イタリア建国150周年を祝賀することについての世論調査がなされた(2月13日、Corriere della Sera).
政府内では、その日の仕事を休みにするか、学校を休みにするかで意見が割れている。今回の調査は、ISPO によるもので、サンプルは800人。コンタクトを取ったのが2425人で回答者が800人。回答率は33%。回答拒絶率は67%。調査したのは、2011年2月9日、10日。誤差率は3,5%。
この調査によると国民の79%は、150周年の3月17日を祝日として祝うのが適切だと考えている。特に若者、大学生や大学卒業生でそう考えている人が多い。
政治的傾向でいうと、中道左派支持者は88%が賛成。中道右派支持者でも77%が賛成。約20%の人が反対で、ここでは選挙で棄権する人の割合が高い。
さらに会社や工場や学校を休みにすべきかどうか尋ねると、44%が休みに賛成した。中道左派では過半数が賛成。中道右派でも37%が賛成で、個々の会社にゆだねるべきとした回答も35%にのぼった。全員が仕事をすべきとした人は17%で、その中にはイタリア北西部居住者と北部同盟支持者が多い。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
教師がフェイスブックを通じて友達になることの是非が話題となっている(2月8日、Corriere della Sera).
il portale skuola.net の調査(約1000人が対象)によると、「同い年の人以外にフェイスブックで誰を友達として登録していますか」との問いに、8%が「先生」と答えている。
フランスの左派系の新聞リベラシオンが問題提起をした。子供たちの興味をかきたてることになるのか、それとも役割の混乱を来すのかという問題である。
教師は生徒の身近な存在でなければならないが、友達になってしまうのは間違いだと考える人もいる。
ローマの理系高校のカテリーナ・グリマルディ先生は、フェイスブック上でファンクラブまで出来ているが本人は見ないという。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
トリアッティのサレルノ転換(svolta di Salerno) の秘密を明かす本が出版された(2月5日、Corriere della Sera).
マルコ・クレメンティ著『同盟者スターリン L'alleato Stalin』(リッツォリ、395ページ、20ユーロ)。
従来は、ソ連から1944年3月に帰国したパルミーロ・トリアッティの決断、すなわちバドリオ政権を認め、ヴィットリオ・エマヌエーレ3世の存在(王政)を容認することは、イタリア式社会主義の第一歩とされていた。
しかしその影には、1943年11月から1946年11月まで外務省の長官だったレナート・プルナスがいた。プルナスは1944年1月12日ひそかにスターリンが派遣したアンドレイ・ヴィシンスキーと会って、バドリオ政権の承認を求めた。
ソ連はバドリオ政権を3月13日に承認している。プルナスはイタリア共産党の路線転換の必要性を説いた。
クレメンティの考えでは、イタリア共産党の決断は二次的なもので、イタリア政府(バドリオ政権)とスターリンの利害関係の一致がサレルノ転換をもたらしたのである。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
二人のヴィアドス(ブラジル出身のトランスセクシュアルの売春婦)が、HIVポジティヴでありながら、ミラノで毎月300人の客を相手にしていたことが発覚した(2月3日、Corriere della Sera).
ミラノでその道で働いているトランスセクシュアルの人は約250人でそのほとんどがブラジル人である。
そのうちの2人がHIVポジティヴでありながら、ミラノ中央駅の近くヴィア・フェッランテ・アポルティのワンルームマンションでそれぞれ毎月300人の客を相手にしていた。両者で毎月延べ600人である。
年に25万ユーロを稼いでいた。二人はともにブラジル人で不法滞在者だった。26歳と38歳で、前者はすでに国外退去となっている。
ブラジル人はイタリアにビザなしで来られる。3ヶ月はそのまま滞在できる。たとえ、エイズにかかっていると知っていても、そうやって来て、三ヶ月が経過した時点で、病院へ行き、「治療目的」で、滞在許可証を得ることが可能となる。
イタリアでは、エイズの治療は無料で、ブラジルでは有料である。
売春婦やトランスの二人に一人はHIVポジティヴと言われている。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
イタリアでダウンロードによる音楽の購買が増えている(1月29日、Corriere della Sera)
2010年、全世界では、20曲中19曲は、不法にダウンロードされていた。
オンラインでの音楽の売り上げは全世界では6%で、イタリアでは12%である。
アップル社の iTunesでは1曲およそ1ユーロでダウンロードできる。i Tunes は1月のはじめに10周年を迎えた。
イタリアのIbs は200万曲を擁する(i Tunes は600万曲)。Ibs は標準的な mp 3というフォーマットでダウンロードできるが、i Tunes はAac というフォーマットになっている。
コストパーフォーマンスがよいのはDada で、いろいろな契約がある。10ユーロで15曲が一例。フォーマットは320Kbpsで iTunes やIbs の256Kbpsより質が高い。
Sony の場合は、Streaming というシステムで曲がSony のサーバーにあるクラウドコンピューティングを使ったしかけとなっている。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント