フィアット、黒字戻る
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イタリア産業総連盟(Confindustria, 日本の経団連に相当)の会長エンマ・マルチェガリアはイタリアの歩みが止まっていると警告した(1月27日、Corriere della Sera).
世界経済は回復の歩みを強めているのに、イタリアはそれについていってないというのだ。
マルチェガリアは経済成長の問題に国をあげて取り組まねばならないとしている。
ファビオ・ファツィオのテレビ番組では、彼女は、ベルルスコーニ政権への直接的な批判は避けつつ、「国は統治されねばならないし、選択をしなければならない、それは明らかだ」。
この発言をフィーニ派のアドルフォ・ウルソは経済界が首相に出したレッド・カードだとして歓迎している。
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首相の屋敷で開かれていた若い女性の参加したパーティがなんらみだらなことはなかったという証言をするものが28人出てきた(1月26日、Corriere della Sera).
レレ・モーラは、パーティで最もみだらだったのは、歌うことだったと証言している。飲み物も、シャンペン、ワイン、コカコーラ・ライトやミネラル・ウォーターで、ウォッカを飲んでいたのはカルロ・ロッセッラだけだったという。
28人の証人は、声をそろえて、ベルルスコーニ首相がいかに、「紳士らしく、客あしらいが良く、心からのもてなしで、客を尊重し、行儀よくふるまって」いたかを称賛している。
ヴィッラ・サンマルティーノには、ディスコまで半地下にあったが、議員のダニエーラ・サンタンケは決してそこには降りて行かなかったと証言している。
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2010年のイタリアでの結婚したカップルの数は、1944年なみに少なくなった(1月20日、Corriere della Sera).
昨年は21万5000組が結婚した。この数は、第二次大戦中なみに少ない。これより少ないのは、第一次世界大戦の時までさかのぼることになる。
2008年の統計では、男性の初婚の平均年齢は33歳、女性は30歳。同じく2008年だが、再婚の比率は13,8%で、2003年の11,1%から上昇している。
ミラノでの変化は大きい。2002年には5026組が結婚し、その過半数が教会婚であったが、2010年2872組しか結婚していないし、過半数が世俗婚で、世俗婚が1753組、教会婚が1119組である。
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フィアットのミラフィオーリ工場労働者の投票で、会社との合意内容に対する賛成が過半数となった(1月16日、Corriere della Sera).
54,05%が Si (賛成)、45,95%が No(反対)であった。投票者は、5119名。有効投票数は、5060票。59票は白票だった。
この結果にフィアット社の代表取締役セルジョ・マルキオンネは満足している。「フィアットにとって歴史的転換だ。ミラフィオーリの労働者は、自分自身と彼らの未来への信頼を示した」としている。
労働組合 Cgil のリーダー、スザンナ・カムッソは、「投票は、労働者の合意なしには工場を経営していけないことを示している」としている。
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ジョヴァンニ・パオロ2世が、5月1日に福者(beato)に列せられることが決まった(1月15日、Corriere della Sera).
遺骸は、ヴァティカンの地下から、ミケランジェロのピエタ像の脇に移される。
福者になるための最終的手続きは、現教皇ラッツィンガーが、ヴォイティワの死後起こしたとされる奇蹟ーフランス人修道女のパーキンソン病が「突然、説明できない」仕方で治癒したことーを認めたことである。
彼女のパーキンソン病は、2001年6月に、41歳の時にそう診断された。徐々に病状は悪化していった。2005年4月2日にジョヴァンニ・パオロ2世が亡くなった。
同じ修道会の修道女たちは、マリ・シモン・ピエールのパーキンソン病が治るように、ジョヴァンニ・パオロ2世の霊に祈った。しかし病状は悪化していった。
6月3日、マリは目覚めると突然、痛みは消えていた。
死後6年1ヶ月で、福者となるのは、新記録だ。これまでの記録は、マザー・テレサ(Madre Teresa)の6年6週間だった。
通常は、死後5年経過してから、福者と認定するための手続きに入るが、マザー・テレサの時には、他ならぬジョヴァンニ・パオロ2世が異例の手続きで、手続きを早く開始したのであり、今回、ジョヴァンニ・パオロ2世の場合は、彼の後継者であるベネデット16世がその例にならったのである。
また、アンジェロ・アマート枢機卿によると、ジョヴァンニ・パオロ2世がたくさん福者、聖人を認めていたため、ウェイティング・リスト(lista d'attesa) に残っている人がなかったのも素早い承認に貢献したとのこと。
5月にベネデット16世が、ジョヴァンニ・パオロ2世を福者に列すると、この1000年間で、前任の教皇を列福した初の教皇となる。
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フィアット社のマルキオンネは、木曜、金曜の労働者の投票で、会社提案に51%以上の賛成が得られなかった場合には、海外に出る用意があると語った(1月11日、Corriere della Sera).
アメリカ・デトロイトのモーターショウで語った。また、海外工場の候補地は、複数あるとのこと。
また、マルキオンネは、クライスラーにおけるフィアット社の割合を25%増やすと明らかにした。今年中に51%まであげるという条件がととのっているという。
労働組合と会社の合意には、労働組合Fiom が参加していないが、民主党のベルサーニは、労働者の投票結果を尊重するようにと Fiom に呼びかけた。
会社側が提示しているのは、年間3700ユーロの賃上げをする代わりに、労働条件が強化されるというものである。
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国旗のたたみ方と掲揚の仕方が紹介されている(1月8日、Corriere della Sera).
イタリアの三色旗のたたみ方は、アメリカの星条旗のたたみ方とは異なる。イタリアの国旗は、横3メートル、縦2メートル、もしくは横4,5メートル、縦3メートル、室内の場合、横1,5メートル、縦1メートルである。
折りたたむ時には、緑、白、赤の境界線にそって(縦の線を)折り曲げる。赤を先に折り、緑が表になり、裏が白になる。さらに、今度は、緑だけが見えるように半分に折りまげる。(縦横1メートルになる)。
星条旗の場合は、赤白の水平線にそって何回か折り曲げ、星が見える部分だけ外側にくるようにする。右端の赤白部分を三角に折り曲げる。その三角折りを何回かくり返し、星の部分だけで三角形の布となる。
国旗の掲揚の仕方
国の建物では、日常的に、向かって左(一番の場所)にイタリア国旗、その右側にEUの旗を掲げている。
海外から国賓のある時には、儀礼上、一番の場所にその外国の旗を掲げる。その右がイタリア国旗、さらに右がEU旗。
国賓がEU諸国の場合には、例外となる。その場合、一番の場所にその外国だが、その右には、EU旗、その右にイタリア国旗(つまり、EU旗が真ん中)となる。
地方自治体の建物では、一番の場所(向かって左)がEU旗、その右がイタリア国旗、その右が州/県/市町村の旗となる。
ただし県庁や市庁舎の場合は例外となる。4本の旗が掲げられる。その場合、一番左は、州の旗、その右がイタリア国旗、その右がEU旗、その右が県または市町村の旗となる。
地方自治体に海外からの賓客があった場合には、一番左がEU旗、その右が賓客の国旗、その右がイタリア国旗、その右が地方自治体(州・県・市町村)の旗となる。
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経済大臣のジュリオ・トレモンティは経済危機はまだ終わっていないと警告した(1月7日、Corriere della Sera).
トレモンティは、「まるでヴィデオゲームの世界に生きているようだ。怪獣がでてきて、戦って、やっつける。ほっとすると、別のもっと強い怪獣があらわれてくる」。「世界経済の将来はどうなるのだろう?」
この発言はパリでの会議でのセミナーでのもの。
イタリア経済は、他の欧米諸国と較べると、2008年に始まった経済危機に対してずっと状態が良いことを強調しつつも、トレモンティは、ここ数ヶ月の経済状態の改善があまりに楽観主義を引き起こしていると警戒している。
経済危機で銀行を救うことによって、新たなリスクを招いているという。それによって、危機が無くなるのでなくて新たな出発点にたっていることになるのだ。大不況の元凶は、打ち負かされたのではなく、単に先送りされたのである。
彼の目には、ヨーロッパの構造的な弱点が映っている。「世界の地政学的地図を見れば、今日の相互作用や競争が、大陸ごとの大きなブロックの間で起こっていることが容易に見て取れるだろう。国民国家の終焉だ」
トレモンティの提案は、ユーロ共通債の発行である。
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本ブログは、今日から、iPad 版でお伝えします(管理人)。
以下は、管理人が IPad 版に切り替えた個人的な事情であり、Corriere della Sera の記事ではありません。
これまで、本ブログでは、原則として紙媒体の Corriere della Sera の情報を管理人が勝手に要旨をまとめてお伝えしてきた。
原則というのは、旅行・出張などの理由で、紙媒体にアクセス出来ないときには、インターネットで Corriere.it にアクセスし、そこから記事を選んでいた。その際には、Corriere.it と記して, 通常の Corriere della Sera と区別してある。
今回、空輸の定期購読(abbonamento)がどうも切れたらしい(というのは、Corriere della Sera の場合、英米の新聞や雑誌と異なり、もうじき講読期間が切れますよ、というお知らせや、今のうちに再契約をすると、何%割引があります、といったプロモーションは一切ないので、いつ切れるかわからないのだ)のだが、2010年の年末、Corriere della Sera の紙面では、Corriere 紙をiPad およびGalaxy というタブレット(キーボードのないコンピュータ)で読めるようになったということを大々的に連日、全面広告していた。
管理人は、迷った。が、今回、iPad 版を使用してみることにした。理由は主に2つ。1つは、空輸版より大幅に安い。一ヶ月19,99ユーロ。アップル社のレートは円高が残念ながら反映されておらず、2900円となる。半年や一年だともう少し割安になる。管理人は、iPad の方が画面が大きい(9,7インチ)ので、Galaxy ではなく iPad を選んだ。新聞の表示としては、本当はもっと大きい方が良いのであるが、画面に触れることで、活字を大きく表示できるので、それでよしとした。
より大画面のデスクトップで見るということも考えたし、以前にしばらく、インターネットで Corriere della Sera や la Repubblica 紙を講読したこともある。しかしその際には、接続速度が遅くて、なかなかページがめくれず、やめてしまった。また、ブログを書く際に、二画面にしずらくて、わざわざそのページを印刷していたのだが、新聞の記事は印刷しにくい。縮小しすぎると、字が小さくて読みにくいのである。そのためまた紙に戻ったのだ。
今回、コンピュータのディスプレイを2台にする(そうすれば、ブログを書きながら、新聞を別のディスプレイで表示できる)ことも考えたのだが、Corriere della Sera のプロモーションヴィデオを見て、指でスクロールするのも快適かもしれないと思い、iPad 版を使用することにした。
まだ一日であるが、使用してみての感想。管理人はとりあえず、1ヶ月の契約をしたのだが、そうすると過去14日間の新聞が読めるようになっているので、ざっと読んでみた。スクロールに関しては快適である。宣伝に出てくる画面下に非常に小さな画面がでてきて複数ページを概観するのは、管理人には小さすぎてよく見えない。
タブレットを縦長におくと1ページが表示され、横長におくと2ページが表示される(その分、字は小さくなる)。縦長の場合、スクロールすると次のページ(あるいは前のページ)が表示されるが、横長の場合は、2ページ分進む(あるいは戻る)。僕の場合は、最初2ページずつ見ていて、興味のある記事で拡大していたのだが、やがて1ページごとのスクロールにうつってしまった。やはり字が大きい方が読みやすいのである。このあたりは好みや視力の問題も絡んでいると思います。
紙ベースと比較して iPad版の良い点、悪い点を記しておく。
良い点
1.一部あたりの価格が安い(日本で読む場合)
2.時間差がない(インターネットだから当然だが、その日の新聞が読める)
3.ところどころに、ビデオや写真が見られるようになっている。ビデオや写真の画質が高い。
(ビデオは無料サイトの Corriere.it でも見られる、無料サイトは最初にCMが流れる。写真は通常の紙面は枚数が限られるわけだが、サイトでクリックする場合、10〜20枚がアップされている)
4.地方版が見られる
(紙ベースでも時々、ローマ版の入ったものが送られてくることがある)
悪い点
1.字が小さい。画面が9,7インチなのだから当然であるが...。またスクリーンにタッチすれば、
すぐに拡大できるのではあるのだが。大きくした場合に字がぎざぎざになるようなことはまったく
ない。
2.まったく個人的なことなので恐縮であるが、管理人は、Corriere della Sera の数独(Sudoku)の
ゲームを愛好している。レベルが普通、むずかしい、悪魔的(diabolico)とあって、diabolico が
たまに出来ると達成感がある(イタリアとは何の関係もないのだが)。タブロイド版では、数独 (sudoku)のクイズに書き込めないこと。
数独というゲームをご存じの方には説明の必要はないと思うが、マス目に数字を埋め込むゲーム
なので、紙の場合問題ないのだが、タブロイドで書き込めるようにはなっていない。
内容に関しては、同一と考えてよいのだと思う。広告なども掲載されている。
今後、長時間 iPad で字を読むことが眼にどれくらい疲れるか(もちろん紙でも長時間読めば疲れるが、その度合いの差を問題としているのである)によって、この方式を継続するか、紙に戻るかが決めようと思っています。変更した場合には、あらためてご報告します。
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イタリアの大都市でセールが始まる(1月6日、Corriere.it).
1月6日からローマ、ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ、トリノ、ジェノヴァでセール(saldi)が公式に始まる。ナポリ、パレルモ、ポテンツァ、カタンザーロなどいくつかの都市ではすでに1月2日から始まっている。
ヴァッレ・ダオスタでは、1月10日からとなる。
Confcommercio-Format の商店主や消費者に対するアンケートによると統一日で開始を望む人が80%いる。
10人に6人がこのセール期間を待って衣服などを買うもようだ。
Confcommercio の予想では、このセール期間中、一家の買い物の平均は、415ユーロとなるらしい。衣服とアクセサリーの総売上は、62億ユーロとなり、このセクターの年間売り上げの18%を占める。
セール期間中は、日曜日にも店を開けることができ、1月9日と1月16日がそれに該当する。
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イタリア国旗の三色旗の由来を示す展覧会がレッジョ・エミリアで開催される(12月30日、Corriere it.)
2011年は、1861年のイタリア統一150周年にあたることを祝って、様々な催しものがある。
イタリアの三色旗は、1797年にレッジョ・エミリアで最初に作られた。この旗のコピーをイタリアの首都になった町の市長にわたす儀式が催される。その儀式には、ナポリターノ大統領も臨席する。
旗をわたされるのは、1861年から1865年まで首都であったトリノの市長セルジョ・キャンパリーノ、ついで1871年まで首都だったフィレンツェの市長マッテオ・レンツィ、そして1871年以来首都であるローマの市長ジャンニ・アレマンノである。
展覧会のタイトルは、《La bandiera proibita. Il Tricolore prima dell'unita'》(禁じられた旗。統一前の三色旗)というもの。
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