レオパルディの英訳
レオパルディの詩集『カンティ』の英訳が出版される(12月13日、Corriere della Sera).
レオパルディの詩集『カンティ』の英訳がロンドンやニューヨークで最初にフレデリック・タウンゼンドの手によって出たのは1887年であり、最初の英語圏での批評は1852年にボストンのヘンリ・T・タッカーマンによって出ているが、レオパルディの詩がアメリカで人気を博したことはない。それは、アメリカ人の精神とレオパルディのそれには同質性がほとんどないことを考えてみればわかることだ。
それでも、メルヴィルやロバート・ローウェルのImitations (1961)はレオパルディの影響を示してきた。
今回、Jonathan Galassi が『カンティ』の英訳を出版する。Galassiはすでにモンターレの詩を訳し、註をつけた経験を持っている。
出版社は Farrar Straus and Giroux (498ページ、23,1ドル)。
2012年には同じくレオパルディのエッセイ集『ジバルドーネ』の翻訳を刊行する予定である。
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