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2010年11月 3日 (水)

イタリアの森、増える

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イタリアでは、1985年以来、約6%森が増加している(10月26日、Corriere della Sera).

イタリアでは、一地方に限らず、半島全体で森が増えている。減っている州はない。1985年とくらべ、170万ヘクタール、即ち、1万7000平方キロ増えている。

イタリアの森で最もその存在が多い木は次の通り(単位は100万立方メートル)

ブナ(faggio) 219 (100万立方メートル)
モミ(abete rosso) 202
クリ(castagno) 131
トルコオーク(cerro) 94
カラマツ(larice) 82
ツクバネガシ(roverella)72
トキワガシ(leccio) 35
モミ(abete bianco) 34
クロマツ(pino nero) 30
オウシュウアカマツ(pino silvestre) 30

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コメント

日本から見ると、イタリアはきわめて緑に乏しい国のように思います。とくにローマ以南は木がなくなって、すさまじい風景になります。

2001年の統計によれば、イタリアの森林面積は1000万haで、日本は2514万haです。国土に占める森林の割合はイタリアが21.6%、日本は66.6%です。

http://www1.pref.tokushima.jp/nourin/ringyou/mori/know/data/shuyoukoku.html

全体に森林が少ない西欧の国々のなかでも、イタリアはイギリス、スペインに次いで森林の割合が低い国のようです。

これはやはり歴史の産物でしょうね。西欧でエコロジー運動が盛んなのは、こういう背景があるからと見て間違いないですね。

投稿: Shibano | 2010年11月 5日 (金) 09時21分

Shibano さん

貴重な情報ありがとうございます。
そうだったのですね。
国土に占める森林の割合がそれほど違うとは知りませんでした。
 
イタリアの場合、元になるところが少ないから、増える余地がそれだけ大きいということになるのでしょうか。

たしかに、スペインは中央部は、赤茶色の土が露出して耕作も何もしていない場所が広がっているのを見ました。

イタリアの場合、丘陵が多いわけですが、森ではなく牧草地のようになっている(特にトスカーナやウンブリア)ところもありますね。

自分がもっともなじみのあるところがトスカーナなので、緑が豊かという印象を持っていましたが、たしかに日本のように山(丘)一面に木が生えていることはまずないですね。

投稿: panterino | 2010年11月 7日 (日) 00時41分

イタリア半島は徹底的に人の手が入っている地域ですね。トスカーナの緑の丘なども、わたしが見ると、非常に人工的な景色だと思います。

大プリニウスがルカーニア(今のバジリカータ)を「光も差さぬルカニア」と書いているように、その当時はうっそうたる森林が南イタリアを覆っていたようです。それがもう今は荒涼たる風景ですから。

いったん木を切ってしまうと、地中海の気候では森林は自然には決して復活しないわけです。そういう地域は地中海一帯にはイタリア以外にもたくさんあります。

投稿: Shibano | 2010年11月 8日 (月) 10時17分

Shibano さん

なるほど、そういえばトスカーナの風景は、人の手が長年かかって作り上げたものだと聞いたきがします。南トスカーナのオルチャの谷が世界遺産になった時も、そう紹介されていました。

大昔は南イタリアにも鬱蒼とした森があったわけですね。
ギリシア、南イタリア、スペインなどにある荒涼とした土地や丘・山は、もしかすると、人手をかければ、また緑化できるのかもしれませんね。
でも、そのお金を誰が出すのかという問題が大きいのでしょうけれど。

投稿: panterino | 2010年11月 8日 (月) 17時03分

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