フィレンツェ国立中央図書館の危機
フィレンツェの国立中央図書館が危機に瀕している(9月27日、Corrriere della Sera).
中央図書館の文化省からの予算は、職員の給与を除き71万6000ユーロにすぎないが、それが来年度には、さらに35万ユーロに削減されようとしている。
フィレンツェの国立中央図書館の起源は、1714年に遡る。アントニオ・マリアベーキがフィレンツェに3万冊の蔵書を寄贈したのである。
1771年には、ピエトロ・レオポルド大公が自らの蔵書とあわせた。1861年には、当時の教育相だったフランチェスコ・デ・サンクティスにより、パラティーナ図書館と合併された。
1869年からは、イタリアで発行される本が一部ずつこの図書館に納入されることとなった。
もともとはウフィツィにあったが、1935年に現在の場所に移った。1966年の洪水では大きな損害を被った。
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