リゴレットの映画化
RAIがオペラ《リゴレット》の舞台となった所で、オペラ映画を制作する(7月17日、Corriere della Sera).
1901年、ジュゼッペ・ヴェルディは、ミラノのホテル、Grand Hotel et De Milan で亡くなった。109年後、ヴェルディに愛されたこの建物で、制作発表があった。《Rigoletto a Mantova》という。これは、1992年の《Tosca nei luoghi e nelle ore di Tosca》や2000年の《La Traviata a Paris》に続き、オペラをその台本にある場所と時間にあわせて撮影するものである。
しかもすべてがテレビで中継される。前2作と同様に、アンドレア・アンデルマンにより構想された。中継は、9月4日が20:30から、9月5日が14時と23:15からである。
リゴレットは、70歳のデビューとアンデルマンが呼ぶプラシド・ドミンゴである。ドミンゴにとって《リゴレット》は初めて聞いたオペラであったという。最初の役柄は、宮廷人のボルサだった。やがてテノールとしてマントヴァ公を歌うようになったわけだが、今回はバリトンのリゴレットに挑戦する。
監督は、マルコ・ベッロッキオ。使用するケーブルは7kmにも及ぶ。マントヴァの町が大きなセットと化すのである。138カ国で放映される予定である。トスカは107カ国、トラヴィアータは、125カ国で放映された。
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