レオパルディ研究の新著
詩人レオパルディの研究書が出版された(6月29日、Corriere della Sera).
著者は、Mario Andrea Rigoni. 出版社 Aragno, 増補新版で、300ページ、15ユーロ。タイトルは、Il pensiero di Leopardi (レオパルディの思想)。
レオパルディの悲観主義を、単に進歩主義的とする見方をしりぞけ、より根源的な「無の経験、あらゆる経験のなかでもっとも高貴なもの」としている。これはE.M.シオランも書いている通りである。
この経験を詩作品において、さらには、Zibaldone において読み込んでいる。ニーチェのほとんどの考えをレオパルディは先取りしているのである。
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コメント
さっそく、読みます。Stefano Adamiも申し込みました。ありがとうございました。
投稿: tavola | 2010年7月13日 (火) 23時31分
tavola さん
Stefano の本、お買い求めいただき、本人に代わってお礼申し上げます。
投稿: panterino | 2010年7月17日 (土) 11時39分