Iorの口座、名義なしで6000万ユーロのやりとり

ヴァティカンの銀行 Ior に不透明な口座があることが明らかになった(5月31日、Corriere della Sera).
きっかけは、2009年のローマ検察局の調査だった。イタリアの住人が、Ior を粉飾、脱税、マネーロンダリングといった犯罪の隠れ蓑として用いている疑惑が浮上したのである。
これをきっかけにRAI3の Report による調査が始まった。この番組は、ミレーナ・ガバネッリが司会をつとめる番組である。
問題となったのは、Ior の名義で、ローマ銀行〈今日のUnicredit)に開かれた口座である。この口座では、毎年6000万ユーロ以上の金の動きがあった。その多くは、伏せられていた、すなわち、送金者も受取人が明らかにされていない取引なのである。即ち、マネーロンダリング取締法に違反している。
Report では、ローマ銀行の元幹部に、顔を隠して、名前を出さないという条件で、インタビューした。彼は、銀行の2006年の内部監査でこの Ior の口座の存在が明らかになっていたという。この口座は、1974年に開かれたものだが、小切手や送金が名前なしでやりとりされていた。
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コメント
この番組、好きでよく見るのですが、
ヴァチカン銀行に関しては、結局いつも
何も「分からない」まま「闇」に葬られるのみで。
しかし、こういう捜査の影で、どれだけの
検事、刑事らが「抹殺」されてるのか・・・
資金洗浄される銀行としては世界第8位に
位置しているそうですが、個人的には
もっと上位(もしかしたらトップ?!)に
位置するんでは?と思うヴァチカン銀行。
まあカトリックの総本山イタリアで
この「謎」が解決される事は
恐らくこれからも絶対にないでしょうね。
それだけは確実です・・・
投稿: Maliarda | 2010年6月 9日 (水) 18時22分
Maliarda さん
僕もイタリアにいた時には時々この番組を見てました。
Ior に関しては、アンブロージョ銀行の事件の時から謎に満ちていましたね。
この番組は、インターネットで見られますね。http://www.rai.tv/dl/RaiTV/programmi/media/ContentItem-75e9eb55-02dd-4ab4-8d1d-a532107e8d32.html?p=0
大きな組織は清濁あわせのむ、ということでしょうか。
投稿: panterino | 2010年6月10日 (木) 00時05分