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2010年5月 4日 (火)

《勝利を》

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マルコ・ベロッキオ監督の《勝利を》を観た(有楽町・朝日ホール)。

1920年代から40年代にかけてイタリアを率いたファシズムのリーダー、ベニート・ムッソリーにの伝記的事実に基づく映画である。

ベニート・ムッソリーニは1907年、イーダ・ダルセルという女性と出会う。後、二人は子供をなすが、ムッソリーニがイーダと結婚したのかどうかがはっきりしない。

その後、ムッソリーニはラケルと結婚する。それに対し、イーダは自分こそがベニートの妻だと言って争う。

イーダは精神病院に入れられ、息子は、寄宿学校に入れられる。

息子も最後には狂気に取り憑かれる。

ファシズム台頭の時期にふさわしく、未来派の絵画や描写法が引用される。また、ムッソリーニに関するドキュメンタリー画像が現代の俳優が演じる画像と交互に映る。モンタージュ的な映画である。イーダは妥協することなく戦う女性で、自分はムッソリーニの正妻だと主張しつづける。それは彼女のアイデンティティであり、オブセッションでもある。それが事実なのか、彼女の妄想なのかは最後まで明らかにはならない。


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