イタリアにおける電子書籍
トリノの書籍見本市で、電子書籍のプラットフォームが発表された(5月12日、Corriere della Sera).
トリノの見本市(Salone del libro)でお目見えしたのは、Edigita というプラットフォーム。いわゆるebook の配信に使われる。このプラットフォームを立ち上げたのは、フェルトリネッリ、Gems, Rcs の大手出版グループである。この3グループで40以上の出版社を含んでいる。
このプラットフォームは、Kindle や I-pad などの利用者へ向けての準備である。
来秋までに、Edigita は少なくとも2000冊の本を配信可能にする予定だ。モンダドーリ・グループは、このプラットフォームには参加しなかったが、独自のプラットフォームを年内に立ち上げる予定だ。
これらのプラットフォームでは、読者に直接販売するのではなく、オンライン書店や国内・海外の e-commerce に卸すという形をとる。
電子書籍の将来は? 2009年には、アメリカで2%以下であったのが、2015年には15−20%になると予想されている。Egidita では、イタリア市場では、2015年には、6000万から7000万ユーロの市場となり、4−5%以上を占めるようになると予想している。
| 固定リンク
コメント