フィアットとアニェッリ家
フィアット会長のジョン・エルカンがフィアットの将来について語った(4月30日、Corriere della Sera).
現在、フィアットは、アニェッリ家の株式所有会社Exor によって30%の株式が所有されている。クライスラーとの提携関係が進んで、さらに合併ということになれば、フィアットはより大きくなるが、アニェッリ家の株式保有率は低下する。
そのことに関し、フィアットとExor の会長であるジョン・エルカンは、アニェッリ家は、支配することに取り付かれているのではなく、むしろ価値を創造することに関心を持っているとし、株式保有率が低下することを受けいれる準備があることを表明した。
また、フィアットの発祥地であるイタリアへの投資を200億ユーロ実施することを確約した。と同時に、新興国であるブラジル、インド、中国へ、地元企業と提携しながら投資するとしている。
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