《元カノ/カレ》

ファウスト・ブリッツィ監督の《元カノ/カレ》を観た(有楽町・朝日ホール)。
6つのエピソードからなるオムニバス形式の娯楽映画。6つのエピソードは互いに絡みあっている。この映画祭で以前に上映された《恋愛マニュアル》が最も様式的には近い。
プログラムの情報を多少補って記すと、日本のお正月映画に相当するのは、イタリアではクリスマス映画でチネ・パネットーネという。もともとこれはボルディとデ・シーカ(あの映画監督の息子)のコンビの映画をさした造語だったのだが、それが広く用いられるようになった。
そこからの応用で、夏休みの娯楽映画をチネ・ココーメロ(すいか映画)とも言う。
そしてこの映画はヴァレンタインデーを当て込んだ映画なのだという。それにふさわしく、様々なカップルの別離、結合が誇張され、類型的に、ある場合は予定調和的に、またある場合には意外な展開を見せて笑わせるという映画である。
警官と外科医のエピソードは爆笑ものだったが、神父役はちょっとミス・キャストかなと思った。
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