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2010年5月 1日 (土)

《ハートの問題》

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フランチェスカ・アルキブージ監督の《ハートの問題》を観た(有楽町・朝日ホール)。

二人の男が偶然、同じ日に心臓発作を起こし、病院で隣り合わせになったことから話がはじまり、その後もつきあっていくという不思議な味わいの友情物語。

一人はアントニオ・アルバネージ演ずる中年の脚本家。若い女性と暮らしているのだが、関係はぎくしゃくしている。

もう一人はキム・ロッシ・スチュワート演じるローマの下町の自動車修理工場主。彼がしゃべるイタリア語は、当然ながらローマなまりでやや聞き取りにくく、脚本家は北部出身で今はローマに住んでいるという設定なのでアクセントが異なるのである。

脚本家は、ちょっと話をすると話し相手の境遇を言い当てる特技を持っている。しかし魔術的なものではなく、想像力をはたらかせているのである。

自動車修理工のほうは、妻、子供、母親がおり、移民を雇いやり手で40代なのだが、父親も40代で心筋梗塞でなくなっており、自分の病気をとてもおそれている。

こうした配置のなかで、二人の友情、家族の思いが、独特の叙情をもって描かれていく。

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