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2010年4月15日 (木)

『おくりびと』イタリア上陸

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映画『おくりびと』がイタリアで上映される(4月8日、Corriere della Sera).

以下の記事を書いているのは、パオロ・メレゲッティ。イタリアでは、英語題 Departures という名で公開される。

失業したチェリストが「納棺師」(死者の美容師)になるまでの物語で、詩情にあふれるとしている。評価は、満点が4つ星で3つ星。見逃すべきでない映画という高い評価である。

鍵になる場面として、主人公大悟(本木雅弘)が昔の同級生にあって、そんな仕事をしていて恥ずかしくないのか、と言われる。大悟はこの仕事を引き受けたことを言い訳するしかなかった。しかし、この友人の母が死んだ時、遺体はきれいにする必要がある。大悟は愛情をもって優雅に、遺体に化粧をほどこす。すべての偏見が崩れ落ち、涙が軽蔑をかき消す。

この作品がイタリアの映画館にかけられるのには、新たな配給会社Tucker Film の誕生があった。これは、ポルデノーネの Cinemazero とウディネの映画センターの協力で出来たものである。この努力がイタリアの映画館にかけられる映画の質を高め、視聴者の支持を得ることを心から願う。

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コメント

早速トリエステの友人たちに知らせ、ぜひ見てほしいとお願いしました。トリエステでは上映が1週間だけで21日に終わってしまうのでどうなるか?なお、UDINEでは例年通りに東洋映画祭が行われます。

投稿: madonna del mare | 2010年4月19日 (月) 10時19分

madonna del mare さん

貴重な情報ありがとうございます。またご友人にお知らせくださり恐縮です。

イタリアの知人と話した印象では、現在の日本映画が一般に知られているとは言い難い状況だと思います。

 『おくりびと』は変わった素材ではありますが、そこで描かれている人間模様には、現代日本人の心のひだが描きこまれているし、すぐれた映画であると思いますので、是非多くのイタリア人に見て欲しいですね。

メレゲッティがいうように、大作とかメガヒット作でなく質の高い作品に目配りのきくこういうタイプの配給会社が成功することを願わずにはいられません。

投稿: panterino | 2010年4月19日 (月) 11時49分

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