カルロ・ドッシの『青いノート』
カルロ・ドッシの『青いノート』が検閲による削除なしで復刊する(3月13日、Corriere della Sera).
『青いノート』(Note azzure)が帰ってくる。この本は、印刷され、検閲され、10年ほど倉庫に隠されといった複雑な歴史を持っている。1964年に出版された時には、問題のありそうなところは、名前がアステリスクで伏せ字となっていた。
12のメモは、すっかり削除されていた。
今回アデルフィ社は、著者が1870年から1907年に書き留めたままに5794のメモ・章句を公刊する。12のスキャンダラスな部分も含めてである。
著者カルロ・ピサー二・ドッシが歿して今年は、100年になる。1910年11月16日に彼は亡くなった。16冊の大きなノートに、ドッシは何十年にもわたって、雑多なことを書き付けていた。政治、語源、言語、方言、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世、ガリバルディ、マンゾーニ、カッタネオ、当時の大臣などなど。
ドッシは、原語で、セルバンテス、スウィフト、スターン、ボードレールばかりでなく、ギリシア、ラテンの著作も読んでいた。
彼は外交官としての仕事も数多くこなした。
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