プレゼピオの歴史
プレゼピオの歴史が紹介されている(12月24日、Corriere della Sera).
4世紀末には、イエスの生誕が宗教芸術のテーマになっていた。
プレゼピオあるいはプレゼペ(presepio, presepe)の元になったのは、言い伝えによると、1223年にアッシジのサン・フランチェスコが、グレッチョという町で、実際の人間を用いてクリスマスにキリストの生誕を表現するシーンを再現したことだと言われている。
その後、1280年にアルノルフォ・ディ・カンビオが最初のプレゼピオを作り、そのうちの8体は、ローマのサンタ・マリア・マッジョーレ教会に残っている。
1340年 ナポリで女王サンチャがクララ女子修道会の修道女たちに木製のプレゼピオを寄付した。聖母像は今も保存されており、ヨーロッパで最も古い木造彫刻である。
1370年 ボローニャのサント・ステーファノ教会にシモーネ・デイ・クローチェフィッシがプレゼピオを完成させた。これはプレゼピオの最古の例の一つ。
1475年 ボッティチェッリが「東方の三博士の来訪」(今日はウフィツィ美術館にある)を描いた。プレゼピオの図像が、宗教画にとって重要なものとなったことを示している。
1558年 ドイツのザクセンのクリスティアン1世のために最初の機械仕掛けのプレゼピオを、ハンス・シュロットハイムが製作した。
1563年 トレント公会議中に、ピオ4世が、貴族たちに家庭で小さなプレゼピオを飾ることを奨励した。
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