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2010年1月24日 (日)

反ファシストになる困難さ

_g_g_a__borgesep 文芸批評家ジュゼッペ・アントニオ・ボルジェーゼからグリエルモ・フェッレーロにあてた書簡が公開される(1月14日、Corriere della Sera).

1922年11月4日、ファシストの「ローマ進軍」の7日後、ボルジェーゼはフェッレーロにあてて、次のような手紙を送っている。

「」

「親愛なるフェッレーロ、僕の考えはこうだームッソリーニはすでに権力に到達したのだがから、賢明な政策を採用してそこに留まる力を得られないだろうか、と...僕はムッソリーニの願望に好意的だったわけではない」。 この手紙は、他の手紙とともに、コロンビア大学に所蔵されているが、クラウディオ・スキアーノの監修でこのたび Quaderni di Storia 71号に掲載される予定だ。その中には、ローマ進軍の数日前の手紙もあって、ボルジェーゼは、ファシストと社会共産主義者の間で内戦が起こっているとの認識を示している。 ムッソリーニの第一次内閣は、クローチェにも気に入られていて、クローチェはジェンティーレに内閣に入るよう勧めたほどである。この年の10月31日のコッリエーレ・デッラ・セーラ紙の報道では、リベラルなルイジ・エイナウディが蔵相になるかもしれないとしている。実際には、最後のところで、人民党のヴィンチェンツォ・タンゴッラがなったのだが。 つまり、ムッソリーニ政権が成立したてのころは、ブルジョワのリベラル派は、この国が独裁に向かって滑り落ちていくということに気づいていなかったのである。

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