ミラノ、独居世帯が過半数に
ミラノで最も多い世帯は、独居世帯となった(1月13日、Corriere della Sera).
2009年の後半に、ロンバルディア州の州都ミラノでは、一人世帯が、二人以上の世帯の数を越えた。ミラノの68万7401世帯のうち、一人世帯が、34万7651世帯で50,6%、二人以上の世帯が、33万9750世帯となったのである。越えたのは、過去数ヶ月のことと考えられる。
2年前には、総世帯67万6486のうち、1人世帯は、33万2987世帯だった。
1人世帯の比率が増加しているのは、イタリアでは30年来のことである。しかし今回の結果には、人口学者も驚いている。役所への届けが一人で、二人すなわちカップルで暮らしていることもあるものの、一人世帯が増加しているのは間違いがない。
ミラノ・ビコッカ大学の人口学者ジャンカルロ・ブランジャルドは、「シングル世帯は、将来的には40%程度で安定すると考えている」とのこと。
ミラノは特別なケースなのである。ローマでは、全体が132万4798世帯で、1人世帯は、56万8455世帯となっている。
イタリア全体では、2321万6000世帯に対し、一人世帯は、659万2000世帯で、28,4%を占めている(2007年のIstat).
世界的に見ると、シングルが多いのは、ニューヨークで、2007年時点で51%に達している。
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