ファウスト・コッピ没後50年
ファウスト・コッピが亡くなって今年は50周年である(1月2日、Corriere della Sera).
コッピは1959年アフリカに招かれ、彼の好きだった狩をしたのだったが、そこでマラリアに罹ってしまったのである。彼は15年ほど前、戦争中にもマラリアにかかったことがあった。
しかしインフルエンザと誤診されてしまったのである。
自転車レースの上では、ジーノ・バルタリとのライバル関係が有名で、それは私生活まで比較されることになった。バルタリは妻アドリアーナと添い遂げたが、コッピは、妻ブルーナと娘マリーナを棄てて、自分を診てくれていた医師の妻ジュリア・オッキーニのもとに走ったのであるが、離婚法の出来る前のイタリアであったので、その後の二人の関係は苦難にみちたものとなった。ジュリアは、裁判で訴えられ、コッピは彼女を自分の「秘書」と言いつくろわねばならなくなったのだ。
| 固定リンク
コメント