Upimの歴史
Upim の歴史が紹介されている(12月18日、Corriere della Sera).
Upim と言えば、経済的な、つまり安い商品を売っているデパート、スーパーである。しかしジョルジョ・アルマーニは、2品ウーピムで買ったものを身につけていても着こなしが良いことはある、との言葉を残している。
また詩人のアルダ・メリーニは、市場を巡り歩くのが好きだったが、「洋服は、Upimで買う方が好きだわ」と語っていた。
Upimは Unico prezzo italiano の略UpiにMilano のMがついた略号がチェーン店名になっている。一号点は、しかしながら、ミラノではなくヴェローナで1928年のことであった。最初はUpiという名前だったのだが、すでにUpiという名の会社があったこともあり、mを加える必要があったのである。
1969年に大きな変化が起こった。アニェッリ一族に買われたのである。
このたびは、UpimはCoinというグループに買い取られた。
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コメント
はじめて知りました。いかにもメリーニさんらしい言葉、深い含蓄を感じました。アニェッリ家のこと、はじめて知りました。
いつも貴重なイタリアをおしえていただきます。今年もありがとうございました。
ザンゾット、父によるザンゾット像を観られるとは、イタリア人はほんとうに幸せ。できればこの地から駆けつけたい。来年もよろしくお願いいたします。
投稿: t-masaburo | 2009年12月30日 (水) 07時26分
t-masaburo さん
おっしゃる通り、独特の詩人であったメリーニの言葉が引用されるところがコッリエーレ紙らしいと思います。
こちらこそ、来年もよろしくお願いします。
投稿: panterino | 2009年12月31日 (木) 19時07分