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2009年10月30日 (金)

イタリア伝記辞典の危機

Dizionariobiografico
イタリア伝記辞典の刊行が危機に瀕している(10月22日、Corriere della Sera).

この Dizionario Biografico degli Italiani が誕生したのは、1960年。105巻で、4万項目を予定していた。誕生から約半世紀をへて、73巻が刊行された。しかし、刊行母体の Treccani の危機が刊行の継続を危うくしている。

現在の編集部のジュゼッペ・モンサグラーティは、この辞書は世界中でその学術的価値を評価されている、と語る。イタリア文化の質低下をふせぐためにも国家的介入の必要性を訴えている。

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コメント

この伝記事典、73巻でまだMの途中なんですよね。わたしが大学院生だった頃,Cが終わっていませんでした。生きている間には完結することはないだろうとは思っていました。

刊行が始まってから完結するまでの間に活動した人たちを、完結後に作ると、それにまた数十年かかってしまうでしょう。いかにもイタリアらしい事業ですが、その間にWIKIPEDIAみたいなネット上の百科事典が作られて、紙の事典の意味が薄れてきています。

このまま途絶するのも時代の流れのような気がします。

投稿: Shibano | 2009年10月30日 (金) 15時33分

Shibano さん

そうだったのですか。貴重な情報ありがとうございます。
この辞書のモデルとなったかと思われるイギリスのDictionary of National Biography は1885年から1900年に63巻が刊行され、現在は、2004年からOxford 大学出版局から新版が、紙とオンライン両方で出ています。
辞書の場合、紙媒体とオンラインの関係はこれからオンラインよりに変わっていくのか、それとも共存状態がつづくのか興味深いところです。
新聞の場合、液晶画面で、新聞をみると、画面が小さいので見えにくいという欠点があります。クリックすれば、その部分を拡大は出来るのですが...

投稿: panterino | 2009年10月31日 (土) 17時42分

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