ベルルスコーニ首相、フェルトリとの接触を否定
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イタリア司教会議議長のアンジェロ・バニャスコは、アヴェニール紙の編集長ボッフォを擁護した(8月29日、Corriere.it).
事の発端は、ベルルスコーニ一族が所有する新聞イル・ジョルナーレが、ボッフォの過去を暴き、攻撃する記事を掲載したことである。
バニャスコ枢機卿は一日の沈黙を保ったのち、はっきりとボッフォへの支持を表明し、ボッフォへの攻撃は不快極まりないと述べた。
イル・ジョルナーレの編集長フェルトリは、変わらず攻撃の手をゆるめていないが、他のイタリアの新聞各紙は、ベルルスコーニ首相の女性問題に対して批判的な記事をかいたことへの報復的措置と受け止めている。
ベルルスコーニ首相自身は、この新聞から自分は距離を置くと言明した。
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ジェノヴァでグラナーラ卿は、婚姻が継続している信者のためのミサと、別居したり、離婚した人のミサを別に行った(8月24日、Corriere della Sera)。
教会のルールでは、(配偶者の意思により別居したり離婚した「被害者」(subito) で、信仰をもち、新たなパートナーやあらたな結婚をしなかった場合、聖体を拝受することはできる。
しかし離婚して再婚したり、パートナーがいる人は聖体を拝受することはできない。
マルコ・グラナーラ卿は、時間をわけて、ジェノヴァのサントゥアリオ・デッラ・マドンナ・デッラ・グァルディアで二つのミサを実施した。
彼は「別居者や離婚者が教会から排除されていると感じてはならない」とし、「主の門は開かれている」としている。
最初のミサは祝祭で、二番目のミサ(別居者・離婚者向け)は、省察なのだとしている。
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エナロットという宝くじの当選者が出た村の村長が、当選者に名乗りでるよう求めている(8月23日、Corriere.it).
当選者が出たのは、トスカーナ州のバーニ・バニョーネ村。賞金金額は1億4800万ユーロ。
村では特別村議会が開かれ、当選者が正体を明かすことを求めている。
ラッザレット市長はさらに、申し出てくれれば、匿名を守ることを保証し、さらに村と喜びを分かつために100万ユーロ寄付してくれれば十分だとしている。
多目的なホールにするため古い建物を修復するための費用として必要なのであるが、村は予算が足りないのである。
市長のスポークスマン、メッローニによると、バニョーネはイタリアのスコットランドのようなところで、魔女や黒魔術、白魔術の土地なのである。
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イタリアは猛暑のため、13都市に警告がでた(8月19日、Corriere.it)
現在は3都市だが週末にかけて熱波に襲われる都市の数は13へと増加するもよう。
市民保護局のモニターシステムによると、警告3のレベルに達する都市は、ローマ(最高気温36度の見込み)、ミラノ(38度)、ボルツァーノ(33度)、ボローニャ(38度)、ブレーシャ(37度)、フィレンツェ(37度)、チヴィタヴェッキア(38度)、リエーティ(34度)、ラティーナ(40度)、ペルージャ(36度)、メッシーナ(41度)、トリエステ(35度)、ヴェネツィア(36度)となっている。
警告3というのは、危険な気象状況が三日以上続き、リスクの高い住人に予防措置をする必要がある状態を意味している。
気象予報によれば、土曜の午後から少し暑さはやわらぐもよう。
このほかに、Legambiente は複数の都市(ノヴァーラ、レッコ、マントヴァ、アレッサンドリアなど)でオゾンが危険な状態にあると警告している。
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アメリカ文学の紹介者、翻訳者のフェルディナンダ・ピヴァーノが亡くなった(8月18日、Corriere.it).
92歳だった。ピヴァーノは、E.L Mastersの詩集Spoon River Anthology の部分訳をEinaudi社から1943年に出版した。
その5年後、コルティーナでヘミングウェイと出会い、一時は人間的にも職業的にも結ばれていた。実際、ヘミングウェイの全作品の翻訳に取り組んでいる。
1949年には写真家のエットレ・ソットサス・ジュニアと結婚した。1949年から1954年には、フィッツジェラルドの主要作品の翻訳にあたった。1956年にはじめてアメリカを旅した。
さらにはボブ・ディランの紹介・翻訳もしている。
(写真は、アレン・ギンズバーグ(左)と)
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8月のパリオはチヴェッタが勝ち、ノンナを脱した(8月17日、La Nazione).
チヴェッタ地区の勝利は1979年7月以来30年ぶり。
シエナには17の地区があり、一年に2回(特別な記念の年などは3回)パリオがあるのだから、単純計算で8年半に1度は勝てる計算になる。しかし、実際は、30年あるいは40年以上勝てないコントラーダ(地区)が少なからず出現するのである。勝っていない期間が最も長い地区がノンナ(おばあさん)と呼ばれる。今回のチヴェッタの勝利により、ノンナはルーパに移った。
今回勝った騎手はアンドレア・マリ、通称ブリオ。馬はイストリチェッドゥ。モッサ(スタート)は70分以上かかり、暗闇が訪れかけたその時にやっと有効なスタートが成立し、その瞬間チヴェッタが飛び出し、途中アクィラ(地区の馬)に詰められる場面もあったが、順位はそのままゴールした。
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ユーロ圏の物価が0,7%下落した(8月15日、Corriere della Sera).
これは統一通貨ユーロ発足以来初の事態である。
一年前は、インフレ率は4%前後であった。
今年の7月の消費者物価は0,7%下降したのである。イタリアでの下降は0,1%だった。
EUのスポークスマンによると、物価下落の原因は、エネルギー価格、とくに原油価格の下落と、食料品一般の価格下落によるものだという。家計にとっては朗報であるが、同時に、経済の停滞と消費の落ち込みを示してもいる。
EU諸国のインフレ率は次のとおり(イギリスを除き、2009年7月)。
ベルギー -1,7%
ルクセンブルグ -1,5%
スペイン -1,4%
ポルトガル -1,4%
フランス -0,8%
キプロス -0,8%
ドイツ -0,7%
イタリア -、0,1%
オランダ -、0,1%
イギリス +1,8(2009年6月)
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北部同盟(Lega)のリーダー、ウンベルト・ボッシは、方言教育を必修にすべきだと主張した(8月14日、Corriere.it).
ボッシはその他にも、地域別賃金も考慮すべきだとしている。
ボッシは法律を作るべきだとして、ジョルミーニ教育大臣と会う用意があるとしている。また、方言は、音楽や民謡を通じて教えるべきだとしている。
地域別賃金に関しては、労働組合と会って話し合いたいという意向を示した。
しかしこれらの提案には、党内からも異論が出ている。防衛大臣のイニャーツィオ・ラ・ルッサは、「ある種の提案は、8月の太陽のせいだ」としている。
Pdlのマウリツィオ・ガスパッリは、「学校は、しっかりと、イタリア語を教えなければならない」と切り返した。
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北部同盟は、憲法を改正して、三色旗や国歌に代えて、州の旗や歌を掲げ歌うようにすべきだと提案した(8月6日、Corriere della Sera).
これに対し、上院議長のレナート・スキファーニは、「三色旗は、国の統一を表すものである。北部同盟の申し出に関しては議会が決めることになる」と応じた。
三色旗が国旗であることは憲法12条で定められている。
三色旗は1797年レッジョ・エミリアで、チザルピーナ共和国の旗として採用された。
1805年ナポレオンにより、イタリア王国の旗となった。
1848年サルデーニャ王国でサボイア家の紋章とともに国旗となった。
1861年イタリア国旗となる。
1946年サボイア家の紋章が消えた
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高校卒業試験マトゥリタで優等(100 e lode) の生徒は3529人いたが、プーリア州の優等生は、ロンバルディア州の倍以上いた(8月5日、Corriere della Sera).
優等の生徒は3529人だが地域別にみると、北部が1061人、中部が764人、南部が1704人となっている。
それぞれ母体は、北部が14万3273人、中部が8万3592人、南部が15万6159人である。
プーリア州は、優等が523人で、全国の約15%を占めている。ロンバルディア州は210人である。
というわけで、プーリアでは全体の1,6%が優等だが、ロンバルディアでは全体の0,4%にすぎない。全国平均では0,92%が優等を獲得している。
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イタリア南部の物価は、中部、北部に比べて、平均で16,5%安いことがイタリア銀行の調査で明らかになった(8月5日、Corriere della Sera).
ここに比較すると次の通り。
カフェ(エスプレッソ)ー17,5%
カップッチーノ -9,3%
血液検査 -32,3%
髪のセット -23,7%
散髪 ー35,8%
パニーニ -14,8%
ピッツェリアでの食事代 -17,3%
眼科医 -29,8%
自動車修理 -33,1%
となっている。
家の1平米あたりの価格は、イタリアの平均に対し、中部・北部は+13,2%で、南部はー28,9%である。
一人当たりの所得は、高いのは北部で、
ヴァッレ・ダオスタ 3万2600ユーロ
ロンバルディア 3万2100ユーロ
トレンティーノ・アルト・アディジェ 3万1100ユーロ
低い方は、
シチリア 1万6500ユーロ
カンパーニャ 1万6300ユーロ
カラブリア 1万6200ユーロ
となっている。
これを受けて、北部同盟からは、賃金を地域別に変えるべきだという案が出されている。
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イタリアには300万人の「詩人」がいて、850以上の出版社が彼らの作品を出版している(8月3日、Corriere della Sera).
主としてあるいはもっぱら詩の出版にたずさわっている出版社が850社ある。(イタリア全体では出版社の数は約1万社)。
これらの出版社は、1年に約2500冊の詩集を世に出している。平均部数は600部。
イタリアには詩の書き手は300万人いると言われている。これらの大半は自費出版である。
自費出版の仕組みは次の通り。出版社は、大手の新聞に広告を出す。「新進」の詩人の未刊行の原稿募集というわけだ。原則として、出版社は、出版に関心を示し、著者側のかなりの量の定価(12ユーロ)での買い取り(100部から200部)を条件に契約を結ぶ。こうして事実上、自費出版で詩集が世に出る仕組みになっている。こうした本が、本屋に並ぶことはまれである。
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ボローニャの新市長フラヴィオ・デルボーノ(民主党)は新たな節酒作戦に乗り出した(7月28日、Corriere della Sera)
アルコール飲料を売る店は、22時に閉店しなければならないというルールである。
ボローニャの旧市街では、こうした店の大半、80%がアジア系の経営で、とくにパキスタン系が多い。
これまではこうした店で何時でも様々な種類のアルコール飲料を入手することができた。
ルールに違反すると300-500ユーロの罰金で、閉店を命ずることもあるという。
市長は、新規則の目的は自治体警察(vigili urbani)による取り締まりを容易にすることにあるとしている。
ただし、バールとリストランテはこの規則の適応を除外されている。
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健康保険で、黒字のところは5つの州しかない(7月26日、Corriere della Sera).
厳密に言えば、5州とボルツァーノ県である。5州は、ロンバルディア州(980万ユーロの黒字)、フリウリ(660万ユーロ)、トスカーナ(740万ユーロ)、ウンブリア(2010万ユーロ)、マルケ(2170万ユーロ)となっている。
赤字が大きいところは、ラツィオ(16億8200万ユーロの赤字)、カンパーニャ(5億5400万ユーロの赤字)、ピエモンテ(3億6300万ユーロの赤字)、シチリア(3億5000万ユーロ)、プーリア(2億1100万)、ヴェネト(2億100万)などとなっている。
(お断り)8月2日から9月10日まで、都合により、ブログの更新が不可能または不規則になります。
あらかじめご了承ください。
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イタリアの大学が、はじめて質の高さに基づいて資金配分されることになった(7月25日、Corriere della Sera).
教育省の基準で算定したところ、トップはトレント大学、二位トリノ工科大、三位ミラノ工科大、四位ベルガモ大、五位ジェノヴァ大、六位ミラノ・ビコッカ大ですべて北部の大学だった。
最下位はマチェラータ大で、総じて、南部の大学は評価が低かった。
平均以上の27大学は、5億2500万ユーロを分配される。一方、評価の低かったほうの27大学は、予算をカットされる。
この傾斜配分される予算は、3分の2は研究への評価に基づき、3分の1は教育への評価に基づき配分される。この予算は、大学の経常予算の7%にあたる。
なお累積赤字の解消のため健全化対策を講じているトリエステ大、フィレンツェ大、シエナ大は今回は評価の対象外となっている。
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