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2009年7月19日 (日)

イタリア、原発に復帰

Nucleare 上院で原子力発電を再開する法案が可決された(7月10日、 Corriere della Sera).

政府案では、1万3000メガワットの出力で、4つの発電所をつくる。最初の発電所は2020年までに稼働させる見込み。

現政権のもとで、工事に着手するとしている。

EU加盟の27カ国では、そのうち15カ国が原子力発電所を稼働させている。

現在イタリアのエネルギー源は、原油など19%、ガス50%、石炭14%、再生可能エネルギー17%となっている。政府の目標では、2020年に原子力を25%としたいとのこと。

イタリアでは、最初の原子力発電所は、1962年にフェリーチェ・イッポリトの尽力によりできた。1966年には、イタリアは世界第三位の原子力発電国であった。

しかし1986年4月26日チェルノブイリ原発事故ですべてが変わり、1987年に実施された国民投票で71,9%が原発廃止に賛成した。というわけで、現在イタリアでは原子力発電所は一つも動いていない。

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コメント

このニュースを知ったとき、びっくりしました。
廃止を決めたのが国民投票だったのに、再開するのには議会の可決だけでいいなんて。
国民は納得してるんでしょうかねえ。
もちろん20年前とはエネルギー事情も環境問題も現発技術の点でも、全てがまったく違ってるとは思うんですけど。

投稿: ぴちょ | 2009年7月20日 (月) 03時04分

ぴちょさん

おっしゃる通りですね。国民投票の効力は何年が妥当なんでしょうね。
他国ですが、アイルランドでは、EU 統合を促進するリスボン条約を去年いったん否決したのですが、今度は条件を少しかえて、再投票するんですね。

イタリアの場合、産業界からの要請や、他国からの輸入に頼っている電力事情というものもあるのでしょうが、おっしゃる通り、国民的コンセンサスが成立しているのかどうかも問題点ですね。
まわりの方々のご意見などいかがですか?


投稿: panterino | 2009年7月20日 (月) 16時50分

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