税務番号なしでの高校卒業試験
ナポリの言語高校(liceo linguistico)に通うウクライナ人女子高生が、高校卒業試験(Maturità)の受験資格があるかどうかが問題になっている(6月8日、Corriere della Sera).
彼女の名はダリア。すでに6カ国語を知り、ナポリのマルゲリータ・ディ・サヴォイア高校の最終学年に通っている。20歳で、不法滞在者である。滞在許可証がなく、税務番号(codice fiscale) もない。
昨年5月22日の公教育省の通達では、税務番号のない生徒の受験を禁止している。
しかし公教育大臣マリアステッラ・ジェルミーニは、ダリアが高校卒業試験を受けるのに、法的問題はないとしている。
イタリアにおける外国人生徒は57万4133人で、全体の6,4%を占めている。
最も多い出身国は、ルーマニア 9万2734人、アルバニア 8万5195人、モロッコ 7万6217人、中国 2万7558人、エクアドル 1万7813人となっている。
また、外国人生徒のもっとも多い州は、ロンバルディア州13万7485人、ヴェネト州7万466人、エミリア・ロマーニャ州6万5813人となっている。
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