イタリアにおける貧困

イタリアの絶対的貧困と相対的貧困についての特集記事がでた(4月28日、Corriere della Sera).
イタリアに貧困な人はどれくらいいるのだろうか?どのように変化したのだろう?国家は貧困にどう立ち向かったのだろう?経済学者は、消費支出の水準が一定以下の者を貧困と定義している。
絶対的貧困や相対的貧困の基準は、2003年までは Istat (政府中央統計局)によって算定されてきた。今年からは、地域差や年齢差を考慮したよりきめ細かい基準が算定されるようになった。
2007年では、18歳から59歳の独身者にとって、絶対的貧困というのは、一月あたりの支出が、北の大都市圏では724ユーロ以下である。南の小都市では、487ユーロ以下となる。3人家族の場合、同様のケースで、北は1248ユーロ以下、南では910ユーロ以下となる。
一方、相対的貧困というのは、平均支出の半分以下の支出をしている人、家族を指す。2007年のデータでは、二人家族では、平均支出が月1973ユーロなので、986ユーロ以下が相対的貧困家庭となる。
こうした相対的貧困の基準にあてはめると、イタリアには265万3000家庭(全体の11,1%)、754万2000人(全体の12,8%)の相対的貧困者がいる。
絶対的貧困は、家庭で97万5000で全体の4,1%、個人で242万7000人で全体の4,1%。
エツィオ・ヴィゴレッリ(Psdi) とルドヴィーコ・モンティーニ(Dc、パオロ6世の弟)らによる国会の委員会の調査委によると、貧困に関して、進歩はあった。
1951年から52年には、イタリアの7,5%の家庭は、肉も、ワインも、砂糖も消費していなかった。4,7%の人は、一部屋に4人で暮らしていた。2,8%の人は、洞穴やバラックに住んでいた。貧困家庭は、135万7000で今日の約2倍だった。
イタリアの相対的貧困者が12,8%というのは、先進国の中では多いほうで、イタリアよりも比率が高いのは、ポルトガル、スペイン、ギリシア、アイルランド、アメリカ(17%)だけである。北欧は、5,4%から6,8%であるし、フランスやドイツも8,3%程度である。これらの国では、社会的移転によって相対的貧困の割合が減少している。
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