生物学的遺言状、四分の三が自由な選択を支持

生物学的遺言状(biotestamento)に関し、自由な選択を支持する人が4分の3に達している(4月1日、Corriere della Sera).
エルアーナ・エングラーロさんの尊厳死が話題と議論を呼んだことの影響もあって、2007年と較べて、生物学的遺言状の認知が大きく進んでいる。
以下は、コッリエーレ紙のために Ispo が実施した調査の結果である。2122人の調査で、誤差は2,5%である。
Q:生物学的遺言状を知っていますか?
よく知っている 29%(2007)
51%(2009)
聞いたことはある46%(2007)
41%(2009)
聞いたこともない25%(2007)
8%{2009)
Q:生物学的遺言状に関する法律は必要ですか?
はい 60%
いいえ 5%
わからない35%
Q:意識不明で回復見込みがない場合には治療を中断する自由を認めるべきだと思いますか?
そう思う 44%
たぶんそう思う 31%
なんとも言えない16%
たぶんいいえ 5%
いいえ 4%
Q:意識不明で回復見込みがない場合には、人工栄養を与えない自由を認めるべきだと思いますか?
そう思う 42%
たぶんそう思う 26%
なんとも言えない19%
たぶんいいえ 7%
いいえ 6%
カトリック信者に限った場合でも、55%が治療中止の可能性を認め、47%が栄養補給の中断の選択を認めている。
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コメント
納得!します。誰でも、きっと、曾野綾子さん以外、賛成すると思います。へんなジョークすみません。しかし勇気あるエングラーロさんの行為や言葉、イタリア人ならずとも心に深く刻みこまれたはずです。世界は大きな転換期にある。胸が踊ります。いつも貴重な報ありがとうございます。(アッバード、老けました。悲しいです。)
投稿: marina | 2009年4月12日 (日) 20時05分
marina さん
そうですね。エングラーロさんの事例で、多くのイタリア人が終末期医療の問題を考えたし、こうした問題に関する法律が必要であると認識したのだと思います。
日本も他人事ではないでしょうね。
アッバードはたしかに、病気をしてから、外見は老けましたね。しかし、若者のためのオーケストラを作ったり、自分自身に収斂せずに未来に向かって開かれた芸術家アッバードの活動、提案は、素晴らしいと思います。
投稿: panterino | 2009年4月13日 (月) 01時11分
コッリエーレ・デッラ・セーラのこの調査、知りませんでした(普段はベルルスコーニが「特に」敵対視しているRepubblicaを読んでます)。さすがにカトリックの国イタリアにも個人が自由に生きるための権利はやはり大事であるという認識が広まったようで、本当にEluanaさんの件は大きな意味があったと思います。憎むべきはEluanaさんを自分の人気取りとして多いに利用したイタリアの政治家です。今回の選挙でも大きく勢力を伸ばした中央右派。「移民は排除すべき」「イタリアを多国籍にする気はない」とあまりにも単純明快に問題を解決しようとするこの政治家達にはあきれるばかりですが、残念ながらイタリアの大多数の国民は彼らに賛同しているのです。イタリア人よ、目を覚ませ!今回のこの調査結果のようにイタリア人の良識、常識が認められるような報告がまた出てくることを期待します。(こんなことをイタリアのレガ支持者に言ったら、けしからん、とっとと日本に帰れとどなられるんだろうな)
投稿: 在伊日本人 | 2009年6月12日 (金) 06時12分
在伊日本人さん
おっしゃる通りですね。尊厳死や移民の問題は、ワンフレーズで解決できるような単純なものではありませんよね。
ですから、遠回りのように見えても、様々な議論を積み重ねて、国民的な合意を形成していくことが重要ではないか、そのためにこういった意識調査は基礎的な資料となるのだと思います。
投稿: panterino | 2009年6月12日 (金) 23時09分