教皇、在位5年目に
教皇ベネデット16世は在位5年目に入った(4月20日、Corriere della Sera).
ドイツ人枢機卿ヨーゼフ・ラッツィンガーは、コンクラーヴェ(教皇を選出する選挙)の第四回目の投票で、2005年4月19日に第265代教皇に選ばれた。78歳であった。自ら、教皇名をベネデット16世とした。
選出された時の挨拶で、教皇は「私のために祈ってください。私が狼たちの前で恐怖のあまり逃げ出さないように」と言って、多くのものを驚かせた。
「狼」はヨハネ福音書からの引用であるが、福音書では単数の所が複数になっている。
この狼とは、ヴァティカンの機関紙オッセルヴァトーレ・ロマーノの編集長ジョヴァンニ・マリア・ヴィアンによると、教会の内部、外部双方に存在するとのことである。
教皇はこれまで11回の海外訪問(イタリアを含めると12回)を挙行しており、2回の枢機卿会議(Concistoro)で38人の枢機卿を新たに任命している。
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