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2009年1月 4日 (日)

サーバの未公刊の詩、発見される

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ウンベルト・サーバの未刊のソネットが発見された(12月27日、Corriere della Sera、記事の署名者はGiordano Castellani).

このソネット(14行詩)は、はじめ1909年に、トリエステで発行されていた新聞《Piccolo》に掲載されたのだが、著者の名前がウンベルト・サーバ(Umberto Saba) ではなくて、ウンベルト・ダ・モンテレアーレ(Umberto da Montereale)という名前であった。サーバの本名は、Umberto Poli である。

サーバ自身は、その後の詩集にもこの詩をおさめなかった。

この詩への言及は、新聞の他に、若き(当時)友人の批評家ジャーコモ・デベネデッティへの手紙に記された。1927年10月14日の手紙で、ジャーコモ26歳、詩人は44歳であった。

詩の内容は、1908年12月28日にシチリアのメッシーナを襲った地震についてである。

詩の原文は、

Io non la vidi mai, che d'essa noto
n'era il nome e non piu'. Nel mio pensiero,
quanto vedevo immaginando il vero,
e' quello che distrusse il terremoto.

Vedea uno stretto da varcarsi a nuoto;
di cupe frondi un dondolio leggero:
col porto di vocianti uomini nero,
sotto un meriggio eternalmente immoto,

biancheggiar la citta', vasta aranciera.
Ora veggo macerie, onde la fiamma
esce, o un lungo sottil braccio di cera.

Vagano cani ritornati fiere:
mentre al bimbo che piange e chiedee mamma
canta la ninna-nanna un bersagliere...

(大意
僕はその街を見たことはない、名前を
知るのみ。僕の想念のなかで、
本物を想像をしたときには、
地震で破壊された街だった。

泳いで渡るべき海峡が見えた
暗い葉むらが,軽く揺れていた。
港には、黒い男たちの叫び声が響き渡る、
永遠に不動の昼時、

街が、オレンジの温室が白くなる。
今は、瓦礫(がれき)を見るのみ、そこから
炎が、細長い燭台の腕がでている。

残忍さを取り戻した犬どもがうろついている、
泣いて、母親を求める赤ん坊に、
狙撃兵が子守り歌を歌う...)

(イタリア語見出し Saba e quel bersagliere da cartolina)

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