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2009年1月24日 (土)

イタリアの在宅勤務進まず

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イタリアの在宅勤務は、ヨーロッパ諸国のなかでも最もすすんでいない(1月18日、Corriere della Sera).

2008年現在で、イタリアの在宅勤務(イタリア語では Telelavoro. 遠いところで仕事をするの意で、厳密に言えば、在宅に限らず、会社の所在地から離れたところで、すべて、または一部の仕事をするということである)をしている人は約80万人に過ぎない。

2007年には、70万人で、全労働者の3,2%を占めている。

数字は増加しつつあり、2007年から2011年にかけて、平均7,1%の増加が見込まれているが、それでもなお、他のヨーロッパ地域と比べると低い数字である。

フィンランド、オランダ、スウェーデンといった地域では、すでに4人に1人以上、27,6%の人が remote working をしている。また、イギリス、ドイツ、デンマークでは、17,8%となっている。

一方、地中海諸国のフランス、スペイン、イタリアでは、2007年での平均が4,5%にとどまっている。

イタリアで在宅勤務が進まない理由を、ミラノ国立大学のルーカ・ソラーリ(会社組織と人的資源開発)は「我が国の経済は、おおくが、マニュファクチャーに基づいており、その種の産業では、労働者が物理的にそこにいることが欠かせない。我が国の生産構造は、Pmi--piccole e medie imprese(中小企業)からなり、従業員は会社の近隣に住んでいる」と説明している。

しかし、在宅勤務が進まない理由は、文化的な理由やテクノロジーのギャップもある。「雇い主の側は、従業員が物理的に姿を現さないのを好まないのです。というのも、何をやっているかチェックができないからです」

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コメント

私の少ない経験では、イタリア人は人と話すのが好きなので、遠隔勤務は向いていないでしょうね。これは経営者も雇用者も同様の考えと思います。
話好きは雑談と言うだけでなく、打ち合わせが大好きですね。
日本では長時間会議は時間の無駄と考えられていますが・・・・

投稿: andy | 2009年1月24日 (土) 16時53分

andy さん

貴重な情報ありがとうございます。やはり、という感じですが、打ち合わせ大好きなんですね。

まあ、買い物でも、スーパーマーケットは別として、八百屋でもパンやでもバールでも、顔見知りだと挨拶して、場合によっては結構長くしゃべってたりしますもんね。

イタリア人の文化というか体質として、会って、相手を抱擁したりキスしたり、声を聞いて自分も声を発してということが、とても重要なんですね。

日本でも一緒に飲み食いをして、語りあうことは、場面によっては、大事なコミュニケーションの一部になっていると思います。そこで本音が聞ける場合もありますよね。

イタリアではどうかわかりませんが、日本の長時間会議は、会議自体が一種の儀式に過ぎないことが多くて、そこで議論しても何も決まらないんだったら、会議自体が時間の無駄ということもたしかに、時々、経験しますね。

投稿: panterino | 2009年1月24日 (土) 22時47分

こちらこそ何時も興味あるイタリア情報を頂き感謝しています。

南イタリアでは知り合いとのコミュニケーションが非常に重要ですね。1週間位の出張から帰ると男同士でハグをしています。
握手は親密な感情を表さないのでしょうね。
私は男性とはハグはしたくないですね。
最初女性がハグをしてくれたときには照れくさかったですね・・・

交差点の中で車を停めて歩道を歩いている知り合いに「コメバー」とか何とか言っている光景を良く見ます。後続の車に迷惑を掛ける事よりもコミュニケーションが大事なのですね。

投稿: andy | 2009年1月25日 (日) 02時03分

andy さん

なるほど、南イタリアの方が、人間関係がより濃いわけですね。
知り合いと声をかけあうのは、毎日であっても、イタリア人にとっては実に重要なことのようですね。
また、顔の表情も豊かですもんね。

投稿: panterino | 2009年1月25日 (日) 14時37分

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