学校改革、出発――授業時間60分に
ジェルミーニ教育大臣は、授業時間をこれまでの50分から60分にすると宣言した(12月19日、Corriere della Sera).
それが実現されると、一日あたりでは約1時間、一週間あたり約5時間20分の増加となる。労働組合は抗議している。
ジェルミーニ改革のメニューは他にもあり、小学校で一人担任の導入(これまでは、3人一組の教員が2クラスを担当していたーーそのため、4時間以上、2人の教員が同時に存在していたが、一人担任の導入で解放した大勢の教員をテンポ・ピエノ(フル・タイム、4時半まで授業がある)のクラスを増やすのにあてる。
その結果、家庭は子供に週の授業が24、27、30、40時間のなかから選べるようになるのだという。
また、高校には進路・課程(indirizzo)が714あったのを20に統合する。リチェオ(文系高校、理系高校など)には510の進路・課程があったのを9に統合し、工業高校には204あったのを11に統合する。
リチェオには、新顔が2つ登場する。音楽高校と人文科学(Scienze umane)高校である。芸術系高校には3つの進路・課程が増える。象形、デザイン、ニューメディアである。
高校の改革は2010年から始まる予定である。
(イタリア語見出し Scuola, parte la riforma/ E l’ora durera’ 60 minuti)
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