« 白崎容子『トスカ』 | トップページ | 株式市場の楽観つづかず »

2008年10月15日 (水)

外国人に別クラス

Cota180x140
与党は、義務教育において、外国人の子供に別クラスを設けることを提案した(10月15日、Corriere.it).

この案の提案者の筆頭署名者は、北部同盟のロベルト・コタ。「わたしの提案は、人種差別を予防し、真の統合を目指すものだ」としている。これは、義務教育において、イタリア語を話せないか、ほとんど話せない子供のクラスを作ることを提案している。

これに対し、野党民主党のピエロ・ファッシーノは、「軽蔑すべき提案」として反対している。

この動議は、下院で、賛成265票、反対および棄権246票で通過した。

この提案が実現すると、外国人の子供がイタリアの学校に入学する場合、試験や他の評価を受けて、それが一定に達しない場合は、別クラスに振り分けられ、まずイタリア語の習得を優先することになる。また、12月31日以降は、外国人の生徒は通常クラスには受け入れられないことになる。

この案には、与党からも反論が出ている。特別クラスを作ることが、子供たちを分断することにならないか、という懸念が表明されている。

|

« 白崎容子『トスカ』 | トップページ | 株式市場の楽観つづかず »

コメント

いつも楽しく拝読させていただいております。このニュースは本当にショッキングです。我が家は在ミラノの日本人家庭で子供たちを公立の学校へ行かせていますが、長女(中2)は全く言語に問題はありませんし、長男(小4)も多少の文法の間違いはあるものの、国籍のみでクラスわけをされるとしたら、それがなぜ差別でないのか不思議でたまりません。イタリア人の子供でも、イタリア語を解していない子は沢山いますし、勉強が出来ない子も沢山います。イタリア人のハンディキャップの子供も皆一緒のクラスです。議員さんたちはご本人たちをはじめ家族もみな、きっと私立の学校出身者でしょうし、移動者の多い公立の学校を出ている人は先ずいないのでしょうね。今後の動き、じっくり観察していきたいと思っています。

投稿: そふぃあ | 2008年10月16日 (木) 21時59分

そふぃあさん

ご懸念ごもっともです。ただし、どうもこの提案(実際にどのような形で実現するのかはさだかではありませんが)を見ると、イタリア語が話せない、あるいは、ほとんど話せない子供が対象です。

ですから、そふぃあさんのお子様方が、別クラスになるということはないように思われます。

今回の提案は北部同盟の議員が中心でしたが、教育相の改革案に対しても、現場の教職員は反対が多いようですし、先日は高校生、大学生がデモを実施しました。おっしゃるように、イタリアの教育の行方から眼を放せませんね。

投稿: panterino | 2008年10月16日 (木) 23時18分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/144339/42799940

この記事へのトラックバック一覧です: 外国人に別クラス:

« 白崎容子『トスカ』 | トップページ | 株式市場の楽観つづかず »