パゾリーニの未公開映画《怒り》
パゾリーニの未公開映画《怒り》をめぐり論争が起こっている(レプッブリカ、8月24日、コッリエーレ・デッラ・セーラ、8月31日、9月1日)。
パゾリーニの映画の原題は La rabbia. この映画は公開されなかった。
フィルム自体は、ボローニャのチネテーカにより修復され、前回のローマ映画祭で、グァレスキの撮影部分を含む版が上映された。
今回、ジュゼッペ・ベルトルッチは、パゾリーニの撮った未公開の16分を付け加え、グァレスキの部分をカットしてヴェネツィア映画祭で上映しようとした。
この映画は63年に公開されるはずだったが、グァレスキが制作した部分にパゾリーニが激怒し、公開されなくなってしまった。
ナレーターは、詩の部分がジョルジョ・バッサーニ、散文の部分が画家レナート・グットゥーゾが担当している。
ベルトルッチは、今回のヴェネツィアでの上映では、パゾリーニの意図にそった編集をして、ローマ映画祭の時の版とは異なった版を復活しようとした。
そこで、グァレスキを批判し、グァレスキを人種差別主義者だと非難したのである。それをきっかけにグァレスキの遺族が怒りだしたのである。
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