教皇、再婚者の聖体拝領にノー
フランスを訪問しているラッツィンガー教皇は、再婚者の聖体拝領はあってはならないと確認した(9月15日、コッリエーレ・デッラ・セーラ)。
ルルドを訪問している教皇は、フランスでこれまで司教の寛容として黙認されていた再婚者(divorziati risposati) への聖体拝受は出来ないことを確認した。
教皇はマタイ福音書を引用し、「神が結びつけたものを、人が離せない」(cio' che Dio ha unito l'uomo non separi)としている。
また、「教会は、婚姻の解消不能性を忠実に守っている。様々な理由で、それを尊重できなかった男女をより大きい愛で包んではいるが。それゆえ、非合法なカップルを祝福する動きを認めることは出来ない」と強い調子で、再婚者の聖体拝領はありえないことを強調した。
「第二の婚姻の祝福」(第一の婚姻の破綻の後)は(ギリシア)正教会では実施されているが、カトリック教会では認められていない。
しかしここまで強い表現を用いたことはこれまでなかった。
また、ラテン語のミサに関しては、要望があれば応ずるようにと、司教団に語った。
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