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2008年8月17日 (日)

パリオをめぐる情報

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パリオの情報は、時々刻々と流れるが、その主なものを紹介する。

まず、新聞では、トスカーナを中心とした全国紙である La Nazione. そして、シエナの地元紙である Corriere di Siena. この二つは、日刊紙としてはパリオに関して、他の追随を許さない存在である。

つぎにテレビ。テレビでは、普段はトスカーナの話題を取り上げているが、パリオが近づくとパリオ専門のテレビ局と化す Canale 3 と Canale Civico Siena(CCS)、および Siena TV がある。

そのうち、Canale 3 は、パリオ中継をはじめて今年が30周年という老舗で、最もシエナ人に見られている。ちなみに、パリオの当日の催しはRAIでも中継される。通常はRAI2で、中継されるのだが、2008年8月は、オリンピックの開催期間と重なっており、Rai 2 は、オリンピック中継でふさがっているため、Rai 1で中継放送がなされた。Rai での中継は、全国放送であり、パリオのことをよく知らない人も対象とした放送であることは言うまでもない。

それに対し、Canale3やCCSでは、過去のパリオの映像や、インタビュー、引退した騎手をまじえた座談会などが放送されるし、プローヴァやパリオの映像は何十回、何百回と流される。

しかし、もっとも熱い情報は、コントラーダ(地区)で、つまりコントラダイオーリ(コントラーダのメンバー)の間で交わされている。

前述の映像や文字情報を通じて、どの馬が強い、どの騎手が優秀であるといった評価がコントラダイオーリの間に形成されていくが、さらにコントラーダ同士の、カピターノ間の連携、敵対、騎手同士のある種の人間関係などが、語られる。

その中で、自分のコントラーダの馬、騎手への期待(および敵対するコントラーダが勝たないようにとの願い)が高まっていくのである。

パリオをめぐる情報としては、パリオが終わってしばらくすると、写真集のような雑誌やヴィデオも発行される。

それとは別に、パリオ一般やコントラーダの歴史を論じたものは、シエナのどこの書店にいっても数十冊のレベルで入手できるし、いわゆるパリオ関連の本は数百冊のレベルなのか数千冊のレベルなのかは、想像もつかない。シエナでは、毎年、新たなパリオ本が複数、出版されているのである。

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