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2008年8月 8日 (金)

ブルゾン、125回目のスカルピア

Bruson2バリトン歌手 レナート・ブルゾンのスカルピア上演回数が150回を越えた(8月7日、レプッブリカ)。

ブルゾンは、パドヴァで1936年生まれ、1961年にス歩レートでデビューした。

現代の最良のバリトンの一人と考えられているが、上演回数が傑出している。47年のキャリアで、プッチーニの《トスカ》のスカルピア役は125回を越えた。

今回はシチリアのタオルミーナのテアトロ・アンティーコで8月10日に出演する。

共演者はマルティーナ・セラフィン(トスカ)、マルチェッロ・ジョルダーニ(カヴァラドッシ)、ユージーン・コーン指揮である。

以下、インタビュー。

スカルピアとしてデビューしたのはいつですか?
《1976年にパルマのテアトロ・レージョで、カバイヴァンスカ、カレーラスと共演したのが最初だ。でも、自分はまだ十分成熟していないと考え、やめた。鬚のこともあったしね》

というのは?
《スカルピアは鬚を生やしていてはいけないんだが、剃る気がしなくてね。ストレーレル(演出家)やその他の人との議論が新聞にまで出てね。みな、剃るべきだというんだ。鬚を剃るくらいなら、降りたかったよ。で、劇場支配人が言ったんだ。「私にとっては鬚はあっても無くてもよい。重要なのは君が出ることだ」。それで引き受けたよ》

スカルピア役の気に入っているところは?
《悪魔的な性格だ。冷酷で、計算づくで、『オテッロ』のイヤーゴとは全然違う。イヤーゴは、純粋な楽しみのための悪なんだ》

ゴッビは圧迫感のある脅迫的な男爵でした。ライモンディは、高圧的な迫害者でした。あなたのスカルピアはどんなものですか?
《サルドゥが劇に書いた通りだ。腹黒い貴族。優雅にふるまい、そんな紳士的で洗練された物腰から想像できないような腹黒さゆえによけい憎々しい》

観客としては、誰のスカルピアが好きですか?
《疑いなく、ティト・ゴッビのスカルピアだ。初めて見たとき、魅せられてしまった。深刻で、しつこく迫ってくるが、決して下品ではない。彼から、インスピレーションを得ている》

カバイヴァンスカのあと、多くのトスカがあなたに迫られたわけですね。
《僕はいつも素晴らしい共演者にめぐまれてきた。コエリョ、中国の Hui He, マルティーナ・セラフィン、素晴らしい声だ。過去には、レナータ・スコット、フランチェスカ・パタネなどがいるが全部思い出すには妻が必要だ》

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