大蝋燭の行進の今昔
8月14日の午後に、大蝋燭の行進が行われるが、これはかつては60年間にわたり中断していた(8月12日、コッリエーレ・ディ・シエナ)。
パリオの行列といえば、Corteo storico (時代衣装をまとった行列)が有名であるが、それとは別に8月14日、昇天の聖母(Maria assunta) に大蝋燭を捧げる行列がある。
サン・ジョルジョ教会を出発し、お小姓姿の若者が、担架の上に数本の大きな蝋燭をのせて、ドゥオーモまで運び、聖母に献上するのである。これを Corteo dei ceri e dei censi または Processione dei ceri e dei censi (大蝋燭と献上金の行進)という。
これは実は、中断された時期があって、1924年に、60年間の中断のあと復活した儀式である。リソルジメント後の世俗化、非宗教化の熱の高まりをうけて、中断していたのである。それを大司教プロスペロ・スカッチャが復活させたのである。
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