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2008年8月17日 (日)

ブルーコ、パリオを制す

Palio_2008_agosto_816 Bruco_200816

8月16日、時代行列のあと、午後7時すぎからパリオのレースが行われ、ブルーコ(芋虫)地区が勝利をおさめた。

スタートはリンコルサのドラーゴ(龍)の馬がリードしていた。リンコルサというのは、パリオのスタートは、二本の太綱の間に9頭の馬が順にならび、10頭目がそこに入った瞬間に、前の綱を落としてスタートとなるのである。その10頭目のスタートの瞬間を決定する馬をリンコルサという。

ドラーゴはリンコルサの勢いを利用して、サンマルティーノのカーブをトップで回ったのだが、カザートのカーブで勢いあまって騎手が落馬した(写真)。

その後は、オーカ(鵞鳥)が、トップを率いていたのだが、三周目(最終周)でブルーコの馬が抜き去った。

騎手は、ジュゼッペ・ゼッデ通称ジンジッロ、馬はエリジル・ログドーロ。

ブルーコ地区は、2005年7月以来の勝利。

スタートには約1時間かかった。3度の無効のスタートをふくめ、馬が指定通りの順番に並ばなかったり、リンコルサの馬がなかなかスタートを切ろうとしなかったためである。

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コメント

パリオの前後、臨場感溢れるレポを楽しく読ませて頂いていました。遅くなりましたが、お礼申し上げます。
私も、自分の乏しい思い出を含めてパリオの記事を書き、そこに「ブルーコ、パリオを制す」をリンクさせて頂きました。
トラックバックも何卒宜しくお願い致します。

私は15年もシエナを訪れる機会を持てずにいますが、町の様子はいくらか変わったでしょうか?
一度、スーツケースに忍ばせてきたという方から、Cinta Seneseのご相伴に預かりました。
私の記憶では、シエナはペコリーノがたいそう美味しかったです(北イタリアで食べたペコリーノはそれほどでもなかったのです)。

投稿: なつ | 2008年8月21日 (木) 01時35分

なつさん

当ブログのパリオ記事の紹介ありがとうございます。なつさんのブログの記事で90年代のシエナが浮かびあがってきますね。続篇を期待します。(なつさんのお名前をクリックすると、なつさんのブログへ跳べます)。

町の様子は、変わったと言えば、変わりました。イタリア全体に言えることですが、じわっと外国人定住者(旅行者ではなくて)が増えた感じです。

シエナ外国人大学は独立した大学となり、今は、学部の数は1つですが、修士、博士課程もあります。イタリア語だけでなく、他のヨーロッパ語、さらには日本語、中国語、アラブ語なども教えているので、学生はイタリア人学生もいます。こうした学部、大学院と並行して、短期集中の語学講座なども開催しています。

外国人大学では、中国人留学生の人数が日本人留学生より断然多くなっています。イタリアの大学にはマルコ・ポーロという中国人用の留学制度があって、積極的に受け入れているのです。彼らは、外国人大学でイタリア語を習得した後、イタリア各地の通常の大学に進学しているので、イタリアの大学における中国人留学生の数も相当なものになっていると推察されます。

中伊の関係が進展していくなか、日伊の関係は発展しているのだろうか、と考え込んだりしてしまいます。

話はがらっと変わりますが、ペコリーノは僕も大好きな羊のチーズです。たとえば、ペコリーノ・トスカーノとペコリーノ・ロマーノでは、塩辛さが違っていて、ペコリーノ・トスカーノのほうが塩がうすいです。たぶん、ペコリーノ・ロマーノは、直接食べるのではなくて、おろして振りかけたりして味の調整につかうのかもしれません。

ペコリーノ・トスカーノ(トスカナ産のペコリーノ)のなかでも、ペコリーノ・ディ・ピエンツァ(ピエンツァ産のペコリーノ)がおいしいです。そのなかで、熟成期間が短くてフレッシュなもの(fresco)、やや熟成したもの、熟成したもの(stagionato)とあり、熟成するほど、乾いて堅くなり、塩味が増します。製造者によって、灰をかぶせたり、葉っぱをかぶせたり、熟成期間の保存方法に工夫があるようです。

p.s. リンクしていただいたのに、トラックバック申請を出してしまいました(どうもトラックバックについて、いつまでたっても勘違いしてしまうんです)。無視してくださいませ。


投稿: panterino | 2008年8月21日 (木) 16時52分

panterinoさん

TBの承認ありがとうございました。
panterinoさんからのTB申請受けさせて頂きました。TB表示もあった方が、わかりやすいですし…。何卒よろしくお願い致します。

Universita' per stranieriは独立したのですか。
それじゃあ町は賑やかになったことでしょうね。
私はシエナの前に少しパドヴァに居て、そちらはその後も何度か訪れていたのですが、移民の増加-特に私の下宿があった駅の近く(fuoriのはじまり)が顕著でした。今はもっと増えていることでしょう。人に聞いた話では、パドヴァも中国人が目立ってきているとか。

トリノで日本語を教えている友人によると、ここ数年のイタリア人の中国語学習熱もすごいそうですね。
だからといって、日本語を学ぶ人は減っていないというので、ちょっとほっとするような…。

>ペコリーノ・ロマーノは、直接食べるのではなくて、おろして振りかけたりして味の調整につかうのかもしれません。
そういえば、私がシエナじゃないところで食べたペコリーノは固かったです。
シエナでは、下宿の夕食でpecorinoとperaを一緒に食べていたなんて、今思うと贅沢な体験だったんだなあと思います。

投稿: なつ | 2008年8月22日 (金) 00時46分

なつさん

Universita' per stranieri(外国人大学)は、今年の夏に、本部を含め、学部・大学院は、シエナの中心部から、鉄道の駅前に引っ越してしまいました。城壁内には、語学の集中講座などは残るようです。駅前には、ショッピングモールも出来ています。

新しいシエナ(駅前やマッセッターナ・ロマーナなど)と伝統的なシエナ(centro storico)があるわけですが、シエナならではのものが、後者であることは言うまでもありませんね。

投稿: panterino | 2008年8月22日 (金) 06時12分

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» シエナのパリオ [Il quaderno d'Estate]
先週は、オリンピックやら一週間のみのお勤めやらで、遠いイタリアはシエナのパリオのニュースどころではない…状態と言えなくもなかったのですが、panterinoさんがリアルタイムでブログに上げてくださっていた、8月16日のパリオの様子は、楽しく読ませて頂いていました。今さら、当ブログで取り上げても、旧聞に属する話しなのかもしれませんが、いち地方都市の伝統行事に留まらず、イタリアの全国紙で結果が報じられ、国営放送RAIによるテレビ中継もあるるほどの大イベントなので、当ブログでも取り上げてみようと...... [続きを読む]

受信: 2008年8月21日 (木) 01時13分

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