シチリア、市長がガリバルディの名を消す
シチリアのカーポ・ドルランド(メッシーナ県)で、ガリバルディ広場のプレートが市長の命令で破壊され、別の名前が命名された(7月31日、コッリエーレ・デッラ・セーラ)。
カーポ・ドルランドの市長エンツォ・シンドーニは、ガリバルディ広場のプレートを粉々にし、ガリバルディのことを「フリーメーソンとイギリスの手先の凶悪な人殺し」とののしっている。
その広場は新たに「7月4日広場」(Piazza IV Luglio)と名付けられたが、わかりにくい名前で、これは1299年に6000人が死亡した海戦の日だという。
この動きを、シチリア州知事(シチリア自治派)のラッファエーレ・ロンバルドは歓迎し、「ピエモンテ人カヴールや、シチリア人でもクリスピなどの名は消さねばならない」としている。他のシチリア市長が、これに続くよう期待する発言もしている。
これに対し、作家のヴィンチェンツォ・コンソロは、市長や州知事は、軽率で、はしたない、としている。イタリア統一が何であったかを理解しておらず、それを汚す行為だと非難している。
このシチリア自治あるいは独立派は、北部同盟のボッシの影響を受けている。
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コメント
panterinoさま
ボッシら北部同盟のことを分離主義(separatismo)と
呼ぶのでしょうか?
こういった行動があるということは
思いのほか分離主義的勢力が巻き返してるというところでしょうか。
伝統と神話の創造を解体するような行為(クリスピも!)。
イタリア近代の多層性を感じ取るニュースでした。
投稿: イタ近 | 2008年8月 3日 (日) 03時39分
イタ近さん
まったく、おっしゃる通りですね。
ボッシは主張が、その時によって微妙に変わり、ある時は領土の割譲を要求したり、また最近は税金に関しての連邦制(federalismo),要するに、地元の税金を地元で使えるシステムにしろと主張したりしているわけで、したたかに変身していますが、広い意味では分離主義にくくることも可能でしょう。
北部同盟の主張は、これまでは南部とは無縁だったのですが、最近、シチリアでは、シチリアの自治、独立性を高める運動とリンクしているようです。
統一150年を目前にして、皮肉といえば、皮肉な動きです。
投稿: panterino | 2008年8月 3日 (日) 08時38分