ヴェネツィアのカラトラーヴァ橋の開通式キャンセル
ヴェネツィアのカラトラーヴァ橋の開通式が中止になった(8月26日、コッリエーレ・デッラ・セーラ)。
当初、開通式は9月18日に、大統領臨席のもと、実施が予定されていたが、論争や抗議が強く、市長マッシモ・カッチャーリは中止を決定した。
カラトラーヴァ橋はカラル・グランデ(大運河)にかかる4本目の橋である。他は、リアルト橋、アカデミア橋、スカルツィ橋。
反対や抗議の理由としては、橋の建築に時間がかかりすぎた(プロジェクトは12年前に遡る)、コストがかかりすぎた(470万ユーロのはずが、約2000万ユーロかかった)、障害者への配慮がない(車椅子や赤ん坊のバギーが通る通路がない)など。
橋は長さ81メートル、幅は端が6メートル、中央部分では9メートル。踏み段や欄干などが透明であることが大きな特徴である。
カラトラーヴァは57歳、バレンシア出身。
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